2008.12.10

泉涌寺・今熊野観音寺の錦秋

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11月25日に、嫁さんとふたり、泉涌寺と今熊野観音寺を訪れました。
泉涌寺は、皇室の菩提寺ということで知られていますが、近年は「楊貴妃観音」が人々を魅了しています。
また、その塔頭である今熊野観音寺は、規模は小さめですが紅葉の名所の一つです。
上の写真は、その今熊野観音寺のもの。

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「楊貴妃観音堂」は、門をくぐって左側にあり、まずはその楊貴妃観音様の麗しいかんばせを拝しました。
唐の玄宗皇帝が、楊貴妃を偲んで香木に彫らせたという伝承をもつこの聖観音像。数奇な運命を経て宋の時代に日本にやってきたそうです。ずっと秘仏だったので、彩色鮮やか。宝冠の精緻な彫刻も見事。
そこから仏殿の方へは、傾斜を下って行きます。山懐に抱かれた、清浄な別天地という雰囲気は、ここだけが持つ独特のものだと思います。

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仏殿・舎利殿が並ぶ奥に本坊があって、明治天皇が御里御殿を移築した御座所が接続し、その横にはやはり明治天皇によって再建された霊明殿があります。歴代天皇・皇族の念持仏、遺品などが多く残されているとのこと。それらも拝観できるのですが、今回は遠慮して、今熊野観音寺の方へ回りました。

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紅葉の最盛期には、まだ僅かに早かったようです。それでも境内から山際へと続く楓の木々は美しかった。

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また、この秋から「西国三十三ヵ所霊場」の各寺院が、秘仏の特別御開帳を行っていて、ここ今熊野観音寺もそのひとつ。本尊の十一面観音様を拝もうと、かなりの人出がありました。
こちらの観音様、御本尊もさることながら、お前立ちが優美でした。

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ここも、境内の一番の高みに、多宝塔があります。仰ぐと空は暗雲に覆われて、ちょっと凄愴な雰囲気だったけれど、多宝塔まで登ってみました。

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今熊野観音寺は、後白河法皇との縁が深く、その頭痛を治したという伝承から、頭痛封じ、ぼけ封じの御利益で知られています。それで、我が家も「頭痛封じ」の枕カバー(枕宝布と書いてあります)をいただいてきました。
大人用には「頭痛封じ・ぼけ封じ・開運厄除・健康長寿」で、
子供用には「智恵授け・学業成就・諸芸上達・身体健康」の祈祷済みです。

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ここを訪ねた後は、ほかの紅葉の名所へ行くことなく、師走になってしまいました。
それでも、今年も京都の紅葉を楽しむことができたのは、ありがたいことでした。

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2008.12.01

永観堂の錦秋

引き続き、11月23日の紅葉見物。
南禅寺から回ったのは、東山界隈で最大の紅葉スポットと化した観のある、永観堂(禅林寺)。
しかし、息子が「腹へった~~」と騒ぐので、門前でとりあえず昼食を・・・と思ったけれど、お店はどこも満杯。
人出を見越して出店していたらしい「佐世保バーガー」というのを見つけました。
看板メニューのでっかいハンバーガー(定価1000円!)やら「九条ネギバーガー」、そして「柚子入りうどん」の柚子なし(息子はうどんは好きだが柚子が苦手なので・笑)を立ち食いして腹ごしらえ。
いざ、永観堂へ。

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境内の紅葉は、さすがに目を奪う鮮やかさでした。

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ここは、伽藍も斜面に沿って複雑に構成されており、阿弥陀堂の「見返り阿弥陀如来像」をはじめ、寺宝も数多いです。おりしもその宝物展もされていて、見るべきものがいっぱい。

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しかし、なんというても、紅葉の見事さに息をのみますね。

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境内で最も高い位置にある、多宝塔まで行くと、洛中の景色が見下ろせます。すごい傾斜の坂道を登らなければなりませんが、やはりこれを見なくてはもったいない。

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そして多宝塔付近の紅葉が、一番紅くなっていたような気がしました。

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わしが、初めて京都に来た頃、ここはほとんど知られていなかったようです。
岡部伊都子先生の「観光バスの行かない・・・」という本で紹介されていたのを読んで訪ねた時は、わし以外まったく拝観者がいなかったのを覚えています。そして境内の池には、当時、カワセミがいたんですよ。
いまや、壮絶なまでの人出で、境内ではお坊さんが交通整理に声を嗄らしていました。

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それでも、午後の陽光のなか、紅葉のシンフォニーのごときすばらしい景色を見ることができたのは嬉しかった。
やはり日差しが西へ傾いてからが、東山の紅葉は美しく輝きます。
昨日11月30日も、さぞかしすごい人出だったのではと思います。
12月初旬まで、京都の紅葉は楽しめるでしょう。

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2008.11.28

南禅寺の錦秋

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11月22日からの連休に、東京にいる妹一家が上洛してきました。親戚の結婚式に参加するためでしたが、23日は一日、京都観光を案内しました。
この連休、自動車による移動はあてになりまへん。歩きと電車でいけるとこ・・・と考え、東山の南禅寺、永観堂を提案しました。

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歩いて地下鉄に乗り、蹴上でおりたところ、もうすでに地上は人でいっぱい。南禅寺門前も雑踏です。それだけでも驚きなのに、そこへ自家用車で乗り込んでくるという蛮行をしはる人がいる・・・信じられまへん。

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南禅寺境内、紅葉はほぼ見頃でした。三門までの広い空間、いろんな色合いの楓が楽しめました。

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方丈庭園の木も色づいてました。初夏に苔が枯れかかった色をしていたのと比べると、格段に見ごたえありましたね。

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しかし、一番息をのんだのは、方丈をぐるっと回って、茶室の向こうの山を見たとき。
絶妙の色遣いで塗り分けた紅葉。「こんなん、見たことないわ」と、みんなが口々に賛嘆しました。

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回廊の行き止まりに、すばらしい風景が広がっていて、恰好の撮影スポットでした。

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そこかしこ、見事な景色が広がっていましたが、人も半端でなく多い日でした。
しかし、このあと、永観堂でさらに紅葉の美しさも人の多さも増幅されたのです。

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2008.11.20

智積院の夜・もみじの庭

わしにとっては行きやすく、いつも大らかに迎えてくれるので、すっかり馴染みになっている、東山七条の智積院。

11月18日の夜、ここの「もみじの庭」がライトアップされていたので、覗いてみました。
どうやら、11月21日に行われる「観秋会」というイベントの、予行演習のようなものだったらしいです。
イベントの方は、5時半開場とのこと。「もみじの庭とハーモニカとの出会い」というサブタイトルがついているので、ハーモニカ演奏を聴きながら、紅葉のライトアップを鑑賞するのでしょうかね。

ともあれ、18日夜の、もみじの庭の写真です。

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まだ楓の木たちは、植えられてそんなに経っていないようで、幹に包帯のように布が巻かれているものが多いです。それがちょっと痛々しいかな。
葉はずいぶん紅く染まってきています。ライトアップされると余計に色が鮮やかに見える。妖しいほどに。
ただ、この晩から寒さが急に募っていて、凍えながら足早に見て回りました。
宣伝もされていないようなので、見る人もほとんどいなくて、わしのほかには関係者らしい方が2・3人、あと、近所の女子大生のグループと見える数人。
独り占め状態の紅葉の夜景、ちょっと得した気分でしたが、実に寒かった。
京都へおいでの皆様、ぜひ、防寒装備はしっかりと。


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2008.11.19

秋の醍醐寺・帰国展

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この春、桜を見に何度目かの醍醐寺参拝をしたおり、初めて霊宝館にも足を踏み入れたのですが、その時、寺宝の主要なところが、ドイツの展覧会へ行っていて、館内はガラ空きで、がっかりしました。
それが戻ってきて、「帰国展」をやっているというので、このところ仏像愛好者になった嫁さんを誘って、行ってみました。


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11月11日のことでしたんで、もう一週間前ですね。
まだ紅葉は始まったばかりというところでしたが、境内の桜の木々は結構色づき、地に落ちている葉が多かったです。

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霊宝館内は、さすが、密教美術の至宝に満ちていて、見ごたえ十分でした。
ここは絵画が多いのですが、大元帥明王像などは、巨大な画面で物凄い迫力です。
高僧の肖像もたくさんある中、教科書や歴史書で見慣れた豊臣秀吉の肖像画がありました。
彫像の中では、やはり、ポスターにも使われている如意輪観音坐像の愛らしさが印象的。
ガラスケースに収まり、間近に目を凝らしてみることができるのですが、細部の緻密な造作は驚くほど。そして表情や姿態の艶にして崇高な感じは、とても魅力でした。
如意輪観音坐像はもう一体あって、こちらはより小柄。金箔などが落ちていて黒い木目がむき出しな分、素朴で清楚な感じで、これも素敵でした。

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桜の頃には人で埋まる醍醐寺も、秋はこんな風情。
山の上の「上醍醐」へ登るのも、この時期が良いかもしれません。

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2007.12.05

智積院の夜楓

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東山七条の、智積院で、12月1日から5日まで紅葉のライトアップと、夜間特別拝観が行われていました。
わしは、4日の宵に、ちょっとだけ「もみじ庭園」のライトアップだけ覗いてみました。

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新しく植えられた「もみじ庭園」では、楓の木々を、わりと控えめに照らしていて、寺院の入り口にもほとんど看板などはなく、ひっそりした雰囲気。寒さの沁みる宵闇に、鮮やかな楓の葉が浮かんでいました。

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回っていても他に人を見ることもなく、ひたすら境内は静かです。

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大日如来のおわす本堂も、扉は閉められていましたが、美しく照らし出されていました。

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参道に並んだ提灯の向こうに、京都タワーが灯明のように・・・

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夜間特別拝観エリアのほうは、時間がなくて見ることが出来なくて残念。
撮った写真も手ブレが多くて残念。

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1日には、コンサートなども行われていた様子です。
この夜間拝観、5日の夜9時で終わってしまうので、また来年の楽しみに。

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2007.12.04

高野川のほとり

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わしが、京都に出てきて最初に住んだのは、左京区高野である。
高野川の左岸、流れのほとりの、ほとんど観光名所とは無縁の場所。
ここでも、秋は美しく木々が紅葉する。

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堤には、延々と桜並木が続き、春の花も見事だが、秋の葉の色も捨てがたい。

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地に敷く落ち葉の色模様は、油絵のようではないか。

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高野川は大原の奥に水源を発し、今出川の賀茂大橋のかみで、賀茂川と合流すると鴨川になる。左岸にある高野から見て対岸は下鴨の地だ。

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かつては高野には、鐘紡の巨大な紡績工場があり、その周りに型附友禅=捺染(なせん)の中小零細工場が林立する工業地帯だったそうだ。
いま、鐘紡工場の跡地に建っているのは、高野団地である。

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コンクリートの集団住宅が建ち並ぶ中で、住民の集会所として、鐘紡時代の建物が一部分残されている。
そのレンガ壁に、街路樹のフウの紅葉が映える。

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これは、かつては、工場の正面玄関だったそうだ。
わしが京都に来た頃は、高野団地もまだ新しかったけれど、敷地内の木々も大きく育って落ち着いた風情。
レンガの集会所はさらに一層、風格が滲んでいるようだ。

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2007.12.03

07東福寺紅葉情報 4

前回、11月28日に撮った写真で、紹介し切れなかったものを、掲載します。

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2007.11.29

07東福寺紅葉情報 3

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11月28日午後2時、いつもの臥雲橋からの風景です。
いよいよ、見頃です。平日ながら凄い人出。
あいにくの曇り空ですが、今日を逃すと機会がないので、拝観を決めていました。

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色づき具合は、まさに最盛期。

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この鮮やかさです。

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樹によって、また枝によって、様々な色のバリエーションが楽しめました。
宋の時代の中国から、聖一国師というお坊さんが持ち帰った「三つ葉楓」も、ここの名物だそうです。

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通天橋の上は人がぎっしりで、みな口々に嘆声を上げ、写真撮影にいそしんでいます。

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曇天でいまいち、色が冴えませんでしたが、やはりここからの眺めは圧倒されます。

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庭園の中は、散り紅葉になってからのほうが、苔の上の紅葉絨毯で、見ごたえあるかもしれません。でも、経蔵を背にした一樹は見事な美しさでした。

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境内は広大なので、行列するということはなかったのですが、周辺道路は観光バスが並び、ごらんの混雑ぶり。くれぐれも自家用車はやめたほうがいいです。わしも、車をあきらめて、京阪バスと徒歩でたどり着きました。

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通天橋周辺がもっとも人の集まるところですが、ほかにもいたるところ、良い景色が見れます。とりあえず、速報まで。

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2007.11.09

07東福寺紅葉情報 2

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11月9日、午前11時半ごろの東福寺、臥雲橋からの眺めです。
一部分色づいたというところでしょう。

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樹によってはかなり紅葉しているものも見受けられますが、まだほとんどは枝先がほんのり、という感じ。このところ割と温かいので、冷え込むと一気に赤くなるかな。

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臥雲橋から少し歩くと、右手の保育園の塀の上、毎年この時期に咲いている桜?があります。

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