2007.09.29

流血のビルマを見て

命令でためらわず銃を撃つようにするのが軍隊の訓練とはいえ、丸腰の人間を至近距離から撃ち殺すのは、どんな心理なのだろう。

軍服だが足にはサンダルを履いた若い兵士。お前は何を思って、初老のビデオカメラだけを持った外国人に引き金を引いたのだ?

愚かで残忍で、時に殺戮を好みさえするのが人間の性のひとつだとは認識しているが、まったくやりきれない。
逃げ惑う人々に棍棒が打ち下ろされ、銃弾が身体を貫き、たくさんの人々が罪なくして囚われているのが、今この瞬間の現実だと思うと、のうのうと、京都の風物など楽しみにいけるか。

弾圧をやめろ!圧政をやめろ!
そんな政権に世界一多くの経済援助をしているのが日本だと思うと、わしは限りなく恥ずかしい。
日本政府よ、自国民を殺害した軍事政権に、落とし前をつけさせよ!

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006.12.04

教育基本法について

子どもを巡る環境が歪んできている世相のなか、
教育基本法を変えようという動きがあり、国会で論議されている。
「いろいろゴチャゴチャいうてるみたいやけど、よくわからへん」
という人も居るかもしれない。わしもそうやった(苦笑)
まずは、文字通り基本に還って、教育基本法を読んでみる事をお勧めする
ネットで検索すればすぐ出てくる。そのくらい、自分でやってみるべし。
そうやって出て来た、教育基本法は全文で11条。老眼でもらくらく読めるデカ字で印刷してA4の紙に2枚弱。読むのに3分とかからない。

改めて読んでみて、「実に当たり前の事が書いてあり、これを真面目に遂行していけば、現在起きている教育現場の問題も解決していくに違いない」という感想である。

前文にあるところの「われらは個人の尊厳を重んじ、真理と平和を希求する人間の育成を期するとともに、普遍的にしてしかも個性豊かな文化の創造をめざす教育を普及徹底しなければならない」
これを頑張っていくことで「いじめ」問題も、「愛国心の欠如」も見事にカバーできるはずである。

「改正」を叫ぶ人たちは、この「個人の尊厳を重んじ」という部分を、「それぞれが勝手なことをするのを許し」と卑近に捻じ曲げて解釈し、「普遍的にしてしかも個性豊かな文化」というのが真の日本の伝統文化であることが見抜けないのであろうか。

法律なんぞいじって、上のほうから恣意的な操作をしていて、教育現場が良くなるとは思えない。
ちゃんと参観日に父親も母親も学校に行き、我が子がどんな風にしているか見る。
日々、出来る限り子どもと遊んだり一緒に勉強したりする。
それができれば、きっと子どもたちはまっすぐ育っていくに違いない。
それができていないのは、親の責任でもあるが、それを困難なことにしている社会の責任なのだ。
もっと親、とりわけて父親が、学校や地域社会に参加できるようにする、それが政治に最も求められているんじゃないだろうか。

愛国心を培いたいのなら、日本の伝統文化にもっともっと触れてみよう。
日本の伝統文化がいっぱいある、京都に足を運ぼう。

そして、京都の景観をもっと良くしなければ。
もっと、みんなの理想の京都に近づけなければ。

教育基本法とその根本になる日本国憲法は、そのための大きな支えなんだと、わしは思うよ。

| | コメント (5) | トラックバック (1)

2006.10.19

教師による「いじめ」

自殺した中学生が、教師による「いじめ」に遭っていた事が発覚してニュース、ワイドショーに連日取り上げられている。

「あってはならない」なんて言うてるが、んなもん、わしかて体験したぞ(怒)

中学時代、体育・保健・社会などを担当していた○○先生、あんたはわしが、あんたの知識の間違いを指摘して以来、ねちねちねちねちねちねち・・・と連日苛めてくださいましたねえ
わしが風邪で数日休んで登校したら、あんた、みんなの前でなんて言うたか覚えてます?
「どうせ蒲団の中で、マスターベーションばっかしとったんだろ?」
そんなあんたが、のちに校長になったと聞きましたが、一度訪ねて行きたかったと今も思います。とっくに定年やろけど。

小学校、高校、大学でも、いじめは体験したり目撃した。
そして、
いじめたほうのヤツで教師になってるのも何人もいる。

小学校の修学旅行で、皆からつまはじきにされ、寝る場所すらなかったある少年が、必死に級長の少年の足元に寝場所を作った。級長の○井くん、あんたは彼を一晩中ず~~~っと蹴飛ばしてたね。わしはクラスが違ってたが隣の部屋から、よく見えたんだ。見てただけだったのが今もトラウマだよ。

高校の同級で、ラグビー部の精鋭だった○生くん。あんたにいじめられた級友は何人も居る。わしには連日「本読み小僧」と歯をむき出して威嚇してくれたな。文化祭のファイアーストームでいきなりわしの脚を払って泥の中に転がしてくれた。でもわしなんぞマシな方だったらしい。ラグビー部で毎日いじめられてた少年は、さぞかし今でもあんたを・・・

大学で同じクラスになり、オリエンテーションで隣に座ったら
「うっとうしいから、あっちへ行け」
といきなり言うてくれた中○くん。
その後もわしがよっぽどうっとうしかったらしく、わしがクラスで孤立する策動を嬉々として進めてくだはりました。

あんたら三人、みんな教師になり、今も先生やっとるはずやけど、いじめる側の気持ちは手に取るようにわかるやろな。
どんな教育をしてはんのか、実にまったく、授業参観に行きたいと、うずうずしてんのや、こっちは(哄笑)。

| | コメント (7) | トラックバック (0)

2005.01.21

NHKは朝鮮中央テレビ並か

NHKが教育テレビで放送した「シリーズ戦争をどう裁くか 第2回 問われる戦時性暴力」について、政治介入があった、なかったで問題になっている。

事実がどうだったのか、NHKと朝日新聞が真っ向から対立しているけれど、この番組の放送前日にNHKの幹部が、政府与党の有力議員・安倍晋三氏と面談していたことは、NHKも認めるところである。
で、こういう場合、今後放送する番組の内容を説明するのが通常業務になっているのだそうだ。

嫁さんがそれを聞いて言うた一言。
「政治家にご意見伺わんと放送できへんなんて、北朝鮮みたいやな」

わしのこよなく愛する「六番目の小夜子」はじめ、NHKの番組はよく観てきた。教育テレビは5歳の息子にとって、朝も夕方も欠かすことができない存在だ。
受信料を払い、視聴するわしらの、NHKでいてくれなくては困る。
時の権力の宣伝機関になっては、たまらない。

ひょっとして、安倍氏とか、中川氏とかは、日本を北朝鮮のような国にしたいのかな?

| | コメント (4) | トラックバック (3)

2004.05.24

劣化ウランのこと(ラスト)

さて、それでも米軍が劣化ウランを使うことに固執する理由は、例えば次のようなエピソードからうかがえる。

イラク戦争で、進撃した戦車部隊の1両のM1主力戦車が、軟弱な地盤にはまって行動不能になった。孤立したこのM1を狙って、イラク軍戦車3両が肉薄攻撃をかけてきた。しかし、恨みのこもったイラク戦車の砲弾は、M1の劣化ウラン装甲に阻まれて貫通しない。逆襲に出たM1の劣化ウラン弾は、イラク戦車を3両とも一撃でノックアウトしてしまった。

余りにも絵に書いたような劣化ウランの威力で、眉唾物の気がしないでもない。それでもこういう戦訓があれば、劣化ウランをやめる気にならないのはある意味わかる。「劣化ウランを使ってなかったら、このとき、お前は死んでいた」というわけだ。
劣化ウラン弾にぶち抜かれて死ぬか、それとも劣化ウランの放射線あるいは毒でじわじわ死ぬか・・・
やっぱり、戦車兵にはなりたかねー。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.05.20

劣化ウランのこと(3)

タングステンだって重金属であり、放射線こそ出さないが腫瘍を作らせる害があるそうだ。そもそも、「使っていい兵器」なんぞ、ないのであるが。

湾岸戦争後、ボスニア軍事介入、旧ユーゴスラビア空爆、アフガニスタン戦争、そしてイラク戦争と、米軍は劣化ウラン弾を躊躇なく使い続けている。当然、日本に駐留する米軍も、装備していることは言うまでもない。
鳥島の射撃場で米軍は劣化ウラン弾を大量(1520発)に「誤射」したし、沖縄では劣化ウラン弾の薬莢がこれまたざくざく発見されたりもした。まったくもう、ひとごとではないのである。

ただし、述べてきたように劣化ウランを使った兵器は、核兵器ではないし、化学兵器でもない。ましてや「小型核爆弾」などでは断じてない。こういう煽り文句を使って劣化ウラン兵器の使用禁止や廃絶を訴えると、「デマ宣伝をしている」と揚げ足を取られる。また、「核兵器と言った方が、一般にはわかりやすいだろう」などという考えは大衆蔑視であり、あくまで正確なところを踏まえて論じないと説得力はないのだ。

で、兵器でない劣化ウランそのものは日本にあるのか?と探していたら、あったよ(@@)

「日本ではウラン燃料を濃縮ウランの状態で大部分を輸入していますので、劣化ウランは六ヶ所にあるウラン濃縮工場からのもののみとなります。 ウラン濃縮工場は現在の濃縮ウランの製造量は年間、100万kW級の軽水炉の燃料として、約5基分ですので、年間約600トン・ウランの劣化ウランが発生することになります。
 劣化ウランはウラン235が約0.25%含まれていますので、将来、核燃料として再利用することが考えられており、具体的な利用方法については現在検討中です。」http://www.atom.meti.go.jp/siraberu/qa/00/cycle/15-009.html

平和利用で安全なはずだった原子力発電でも、幾度となく危険なこと、致命的な事故がおきているのはご承知のとおりである。まして、蛮行そのものである戦争で「安全性に配慮」なんぞしてはおれん。
「放射能だかなんだか知らんが、んな目に見えないものより、目の前の敵をやっつけるのが先じゃ、ドカーン!」
と劣化ウラン弾をぶっ放し続ける米軍。
「人間のやることは、多くの場合非常に間が抜けている」と、軍事評論家・江畑謙介氏も言うておられるがなあ・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.05.19

劣化ウランのこと(2)

劣化ウランが人体に無害だと主張する連中にとっては、湾岸戦争従軍兵のかなりの人員が訴えた放射線障害に似た症状、その兵士の子供に生じた奇形などの先天的障害は、何か別のものが原因だろうということになる。
そして、イラクの住民や子供に癌(白血病含む)や先天的障害が増えているという訴えには「そんな統計あてになるか」と悪罵を投げる。

だが、劣化ウランは放射線を放つ物質であることは間違いないのだ。天然ウランの60パーセントの放射線を出す。
加えて!劣化ウランの持つ化学的毒性は、天然ウランと変わらない。鉛とか水銀とかの重金属の一種であるから、内臓をやられるのだ。

放射線を出し、化学的にも毒である劣化ウランを、砲弾として大量にぶっ放した結果、戦場となったイラクの環境は汚染されたと考えるのが順当だろう。なにしろ、劣化ウランは燃焼するのである。燃えて、微粒子となってちらばったのである。その微粒子は、風に乗って日本にまで飛んでくるかもしれないのである。

劣化ウランと癌・先天的障害の因果関係は、確定的に証明されていないと、米軍とその提灯持ちどもはぬかす。
しかしなあ、「絶対的に安全な物質ではないことが確かである」物騒なものを、子孫に奇形が生まれるかもしれないという余りにも大きなリスクを犯して使うこたあなかろう?

何事にもアメリカ言いなりの日本政府当局だが、自衛隊は、劣化ウラン弾を使用していない(ということになってる)。自衛隊の戦車の徹甲弾の弾芯は、タングステンだ。劣化ウランとあまり変わらない比重で、威力は同等。とはいっても、だからぶっ放していいという話ではないぞ。(まだ続く)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004.05.18

劣化ウランのこと

前に宿題みたいに触れた劣化ウランのことだが
これは要するに、ウラン濃縮過程で生まれたウラン鉱石の残りかす=ゴミである。ところがこいつは滅茶苦茶比重が重いため、戦車の装甲をぶち抜く徹甲弾の弾芯に使うと物凄い威力を発揮する。おまけにゴミなもんだから、値段が実に安く付く。こりゃいいってんで、米軍が戦車砲弾、装甲車砲弾、さらには機関砲弾に利用し始めた。徹甲弾として使うと、発火点が1200度だかで、着弾の衝撃で発火し、敵戦車の中で燃え上がるという効果まであって、湾岸戦争で米軍は派手に撃ちまくった。

この、劣化ウランを使った対戦車徹甲弾の弾芯は、超固くて超重いダーツの矢のようなもの。炸薬としての火薬は入っていない。これが戦車に突き刺さると、瞬時に発火して燃えながら装甲版を貫通して内部に突入。突入した時点でも凄まじい運動エネルギーを持っているもんだから、内部を猛スピードで跳ね回り、搭乗員を八つ裂きにし、機器を破壊し、弾薬に引火させ、戦車を撃破するわけだ。米軍だけでなく、英軍も使用し、ロシアの戦車もこれを積もうとしているらしい。

戦車兵なんぞになりたかねー、と思わせる劣化ウラン弾であるが、さて、問題は、この劣化ウラン、放射能は大丈夫なのか?ということ。
米軍の公式見解ではこれ、まったく大丈夫。最近知ったのだが、米軍主力戦車M1の最近のタイプは、装甲材料として劣化ウランを使ってるそうだ。つまり、劣化ウランの矛を劣化ウランの盾で防ぐという、矛盾そのものの使い方である。1個5キロ余りの劣化ウランを使った砲弾を数十発積み込み、さらに劣化ウランの装甲(いったい何キロくらいだ?)で囲まれた戦車に乗り込むには、「劣化ウランは放射線を出してない」と思わねば、やってられない。(続く)

| | コメント (0) | トラックバック (0)