届かぬ想い

届かぬ想い
稚い心に 何を思ってか
あの頃の僕は 黄昏の切ない懐かしさばかりを
追い求めていた
年経て 黄昏の光がわが身に纏わりつく
そんな年齢になると あの頃のノスタルジイを
僕は忘れたふりをした
でも どうしようもなく切ない夜には
あの日 どうしても言えなかった少女への想いが
胸を掻き毟るんだ
そうとも あの日 あの子は あんなにも
僕を呼んでいたのに 求めていたのに
僕は傲慢にも振り返らず
遥かな地平に続くと信じた道へ踏み出したのだ
届かぬ想い
少女の面影だけが
いま
黄昏の光の中で煌く
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