街中の大ナマズ
このところ、土日というと、息子が少年サッカーの練習に行くのに付いて行き、ヤツの不甲斐ない練習振りに嘆息したり、ついでにちょこちょこボールを蹴ったり、ミニゲームのゴールキーパーをやって子供に蹴られたり(苦笑)
という日々なのであるが、昨日、一緒に練習に行く友達が、道端の川にボールを落としてしまい、練習のあとで子供らと探しに川を下って行ったら、とんでもないものを見つけてしまったのである。

それがこの写真中央の、二体の黒い長細い魚。大きさは、70センチくらいか、もっと長い。
場所は、山科の国道一号線つまり五条通と交差する、川というよりコンクリートの水路。その岸辺に頭を突っ込んで、流れに身体を揺らしているこいつら、その大きさから、わしはてっきりビワコオオナマズに間違いないと思った。
が、しかし、斑紋や全体の感じなどで判断すると、普通のナマズ(マナマズ)では?という指摘を受けた。(ナマズ好きさん、ご指摘ありがとうございます)

何せ水量が僅かな割りにコンクリートの水路は馬鹿でかく、降りていく手がかりもないので、目一杯ズームアップして写真を撮るしかなかった。
この数メートル横はブンブン車が走り、その向こうには新幹線もヒューンと駆けていく街中なのである。
驚いたが、しかしこの水路は数キロ下ると結構深みもよどみもある川になり、そのダムみたいなところに、以前わしはこんなナマズの大群を見つけたこともあったのだ。(ちなみに興奮してルアーで釣ってみようとしたが、真昼間だったし何の反応もなかった)

前にもこの写真(琵琶湖博物館で撮った)で紹介したビワコオオナマズは、琵琶湖固有種の巨大魚である。
琵琶湖と、そこからつながる瀬田川、宇治川でも見られるらしい。
琵琶湖では昼は深い水底に潜んでいるが、夜になると表層に浮かんできて魚を貪り食う。それでもって、梅雨の時期に産卵を迎えると、岸辺に集団で押し寄せ、さながら龍のように巨体をくねらせ、オスがメスに巻きついて暴れまくるというのである。
わしが子供たちと見つけた二匹は、どうやら普通のナマズらしいのだが、産卵を待つカップルなのかもしれない。
水底に潜み、時に強力なパワーを垣間見せてくれるこの魚は、きっと龍を創造するルーツの一つでもあったろう。
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