2007.05.27

街中の大ナマズ

このところ、土日というと、息子が少年サッカーの練習に行くのに付いて行き、ヤツの不甲斐ない練習振りに嘆息したり、ついでにちょこちょこボールを蹴ったり、ミニゲームのゴールキーパーをやって子供に蹴られたり(苦笑)
という日々なのであるが、昨日、一緒に練習に行く友達が、道端の川にボールを落としてしまい、練習のあとで子供らと探しに川を下って行ったら、とんでもないものを見つけてしまったのである。

070525namazu_0011
それがこの写真中央の、二体の黒い長細い魚。大きさは、70センチくらいか、もっと長い。
場所は、山科の国道一号線つまり五条通と交差する、川というよりコンクリートの水路。その岸辺に頭を突っ込んで、流れに身体を揺らしているこいつら、その大きさから、わしはてっきりビワコオオナマズに間違いないと思った。
が、しかし、斑紋や全体の感じなどで判断すると、普通のナマズ(マナマズ)では?という指摘を受けた。(ナマズ好きさん、ご指摘ありがとうございます)

070525namazu_0021
何せ水量が僅かな割りにコンクリートの水路は馬鹿でかく、降りていく手がかりもないので、目一杯ズームアップして写真を撮るしかなかった。
この数メートル横はブンブン車が走り、その向こうには新幹線もヒューンと駆けていく街中なのである。

驚いたが、しかしこの水路は数キロ下ると結構深みもよどみもある川になり、そのダムみたいなところに、以前わしはこんなナマズの大群を見つけたこともあったのだ。(ちなみに興奮してルアーで釣ってみようとしたが、真昼間だったし何の反応もなかった)

0606biwakohaku3_1
前にもこの写真(琵琶湖博物館で撮った)で紹介したビワコオオナマズは、琵琶湖固有種の巨大魚である。
琵琶湖と、そこからつながる瀬田川、宇治川でも見られるらしい。
琵琶湖では昼は深い水底に潜んでいるが、夜になると表層に浮かんできて魚を貪り食う。それでもって、梅雨の時期に産卵を迎えると、岸辺に集団で押し寄せ、さながら龍のように巨体をくねらせ、オスがメスに巻きついて暴れまくるというのである。

わしが子供たちと見つけた二匹は、どうやら普通のナマズらしいのだが、産卵を待つカップルなのかもしれない。
水底に潜み、時に強力なパワーを垣間見せてくれるこの魚は、きっと龍を創造するルーツの一つでもあったろう。

| | コメント (9) | トラックバック (0)

2006.06.15

京に棲む龍3・瀧尾神社拝殿の龍

Ryutakio_0131
東山区本町にある、「瀧尾神社」。以前、隈なく彫刻で覆われた社殿を紹介したことがありました。

Ryutakio_0051
そのときは気がつかなかったのですが、社殿の前にある拝殿の天井には、木彫りの龍が長々と胴体を旋回させて潜んでいたのでした。

Ryutakio_0101
これが、その姿。おそらく想像の付く限り、リアルに表現しようと意図されたのでしょう。魁偉な龍体で、圧倒されます。

Ryutakio_0121


Ryutakio_0161
藤森神社のお旅所であるという、この神社。複合式の社殿は、京都では珍しい、濃密な彫刻に飾られて、日光東照宮風です。そっちのほうにもよくみると、龍が目を輝かせておりました。

境内には、源義経ゆかりの巨岩などもあります。しかし、ベンチ一つ置いてなく、ほとんど樹木もありません。余り落ち着いて参拝できる雰囲気がないのが残念ですが、周りは完全に住宅地ですから、しかたないかも。

| | コメント (10) | トラックバック (0)

2006.01.19

京に棲む龍・2 平安神宮の蒼龍とケータイストラップ

060118okazaki_0061
久しぶりに掲載する「京に棲む龍」
二匹目は、平安神宮にいる、蒼龍です。石造りで、水がほとばしっております。これも手水場の龍なのですな。かなり磨り減っている感じがしますが、石を彫ったとしてはプロポーションも良く、カッコいいです。

060118okazaki_0071
応天門を模した神門をくぐると、広い広い白砂の前庭の向こうに、大極殿を模した拝殿がありますが、その両翼、東側が蒼龍楼、西側が白虎楼です。この写真が蒼龍楼。どの建物も、朱色の木造部に碧色の瓦が鮮やかで、青空に華やかに映えています。

060118okazaki_0141
平安神宮が建てられたのは、平安遷都1100年紀念祭である、1895年(明治28)。実は大極殿を模造しようにも、史料が乏しかったので、平城京の朝集殿を移築したと伝えられる唐招提寺の講堂を参考にしたとのこと。(建築MAP京都・TOTO出版より)

060118okazaki_0151
で、白虎楼のほうには、
当然、白虎もおるわけです(^^)。

seiryu9
わしは、中学の修学旅行で、ここの蒼龍を記憶していたのです。で、久しぶりの対面に満足し、帰ろうとして見つけたのが、この可愛い蒼龍(^^)

seiryu_0031
これ、お守り売り場で売っていたケータイストラップ型の「四神御守」の一つでして、他の白虎・朱雀・玄武も、大変魅力的でしたよ。

seiryu_0061
今までわしのケータイに付けていた阪神タイガースストラップに代わり、今日からこの蒼龍が護ってくれるわけなのです。


| | コメント (4) | トラックバック (0)

2005.09.27

京に棲む龍・1 東本願寺

ペンネームやハンドルネームにも龍を付け、blogの名前までも「dragon-tail」と付けたわしは、龍に昔から大変惹かれています。
京都で神社仏閣を回ると、かなり龍の像や絵画、装飾にお目にかかれるのが嬉しいのです。
当然これらには、象徴的な意味があるわけですが、とりあえず、わしの目にかっこよく映る、京に棲む龍たちを紹介していきたいと思いました。
残念ながら写真撮影が禁じられているものも多いので、ぼちぼち、とですけれど、ご容赦を。

まずは、東本願寺(下京区烏丸通七条上ル)の手水(ちょうず)です。
(東本願寺について前に紹介した記事はこちら
お寺の中心をなす世界最大級の木造建築・御影堂は修復中なのですが、その隣、阿弥陀堂の前に手を洗う手水がありまして、ここに大迫力の青銅の龍が居ます。
hojuji_0011
深淵に棲み、雲を呼び雨を降らす龍=聖なる水神という面があるので、水にまつわる場所にこうして鎮座することが多いわけでしょう。神社や仏閣の手水にはかなりの確率で龍が居ます。でも、ここまでリアルで豪快な像はまだよそでは見たことがないです。

hojuji_0021
後ろから見ると長い胴体のくねりが流麗にしてダイナミックです。

hojuji_0012
顎(あぎと)の迫力もまた素晴らしいです。

| | コメント (0) | トラックバック (1)