2010.03.18

今年も咲き始めました

2010年、3月18日、毎年楽しみにしていた、左京区岡崎の枝垂れ桜が、咲き始めました。

0111


0101


0121

琵琶湖疏水のほとり、しばらく前から、柳の新芽も鮮やかになり始めていて、いよいよ都の春の到来です。
気持も華やいできて、嬉しい。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2009.04.29

平野神社の桜・「突羽根」

0191

京都の桜を語るなら、「平野神社」を欠かすことはできない。
「京都の桜は平野神社から始まって平野神社で終わる」(河出書房新社刊「桜は一年じゅう日本のどこかで咲いている」印南和磨著より)と言われるほどである。
それほど、ここには多種の桜(一説に45種)が植えられていて、2月上旬に咲く「桃桜」が京都の桜の口火を切るのだ。
そして、4月28日、最後を彩る「突羽根桜」が満開であった。

0081

平野神社は、北野天満宮の北門を出て西へ行くとすぐである。けれど、北野天満宮が上京区にあるのに、平野神社は北区なのだった。創建は平安遷都に遡るというが、「平野造り」という珍しい形で知られる本殿が建てられたのは江戸時代の寛永年間で、そのときに桜がたくさん植えられ、以来、桜の名所となったそうだ。神社の紋も桜なのである。

0131
境内には、500本の桜がある。4月10日の「桜祭り」には、鳳輦、稚児、織姫、花山車などの平安行列が練り歩いて華やぐ。
もちろん花見、夜桜見物のにぎわいでも知られ、わしは、大学に入学した年、先輩に連れられて夜桜を見に来た。ここは飲食する場所があらかじめ出店となって固定されていたので、シートで場所取りするようなことはなかった。敷地もそれほど広くないので、人数も限られ、品良く雅な花見の風情だったと記憶している。
おそらく、今もそんな花見が続いているのだと思うが、4月末となればそのにぎわいも過ぎ去り、500本の桜はほとんど全部葉桜となって、咲き誇っているのはこの突羽根、ただ一本と言ってもよかった。

0141
ほんとうに、やさしい、ふわふわとした夢のような桜花である。

0201
花弁の数がとても多く、一つの花に100枚から250枚もあると、本(前掲「桜は一年じゅう日本のどこかで咲いている」)には書いてある。

0121
「突羽根」があるのは、本殿の前庭の南端。この写真では、中央の舞殿の左奥に見えている。
近くには「平野妹背(ひらのいもせ)」「御衣黄(ぎょいこう)」「平野手弱女(たおやめ)」「虎の尾」「胡蝶」「嵐山」などなど、名桜の樹が並んでいるが、ほとんどみな散って、地に落ちた花びらすらもない。本殿の中から塀越しに咲く「白雲」も、葉っぱだけであった。
以前、「西陣桜巡り」と題して、このブログにアップした記事には、「白雲」が印象的だった。
参照はこちら↓
http://ryu3.cocolog-nifty.com/dragontail/2005/04/post_fc43.html

0281
満開なのは、ほんまにこの一本だけであったが、境内にはジャーマンアイリスがそこかしこに咲き、新緑も美しい。舞殿の南東には樹齢1000年ともいわれる巨大な楠が聳えていて、こじんまりとした境内の割には荘厳である。

0441
そして探すと「突羽根」のほかにも、「普賢象(ふげんぞう)」が咲いていた。これは千本閻魔堂の有名な桜で、わしはその名に憧れ、4年前に「西陣桜巡り」をしたのであった。

0531
ほかにも、「松月」がまだ見ごろであったが、こちらは落花激しく、地面が美しかった。

0591
西大路通に面したほうに、大きな鳥居があるけれど、こちら側はなんだかそっけなく、有名な枝垂れ桜「魁(さきがけ)」に飾られる東側の風情に負ける。特に今は、桜園のほうが出店片付けの作業中で、余計にその感が強かった。
これで、わしにとっての今年の桜は、見おさめかな・・・

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009.04.23

岡崎の桜3・名残りの八重桜

0021
すでにソメイヨシノは、すっかり葉桜になっているが、まだ、八重桜が咲き残って、目を楽しませてくれている。
4月22日、京都市左京区、岡崎の琵琶湖疏水のほとりに、甘やかに咲いていた一樹。

0181


0101
先に紹介した岡崎の枝垂れ桜と、道を隔てて向き合うように立つ八重桜なのである。
上の写真の奥が、その枝垂れ桜であるが、言うまでもなく、花は散って、緑一色。

0051
疏水めぐりの十石舟も、桜よりは新緑を楽しむようになっている。瑞々しい緑が映って、疏水の水が最も美しい季節かもしれない。

0141
重たげで豪奢な花弁は、晩春の爛熟した気配に、とてもふさわしい気がする。

0171


0081
落ちた花弁は、タンポポと混じって地面を彩っていた。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009.04.10

高野川の桜2・満開

3月31日に紹介した、高野川堤の桜、居並ぶソメイヨシノが、4月9日には満開になっていました。

0311


0041
高野橋の西詰めからちょっと下がると、川端通り沿いに、「カナート洛北」という大規模商業施設があるのだが、その駐車場からの眺めが結構いいのです。

0091
高野橋から上流にも桜並木は続き、比叡山によく映えます。

0111
高野橋を渡って、右岸を下がると、左岸の堤に並ぶ桜がよく眺められるのです。

0171

0221
これは、右岸の桜ですが・・・

0251
亀の形の飛び石あたり、明るい日差しの中、子供たちも生き生きと遊んでいました。

0391_2
高野橋のひとつ下の、蓼倉橋から、五山送り火の「法」の字を望む。

0351
同じ橋の上から、180度目を転じて、下流を望む。
水面には花びらがいっぱい。

0371


0401_2
とにかく、濃密にソメイヨシノの花の壁が続くのです。

0431

0481

| | コメント (4) | トラックバック (0)

インクラインの桜

4月8日、左京区岡崎の琵琶湖疏水から、蹴上のインクラインへと歩を進めた。
ここもまた、ソメイヨシノが満開であった。

0561
「インクライン」って、いったいなんや?と思う方も多かろう。
琵琶湖疏水について説明された文章には、必ず触れられているとは思うが、簡単に説明する。

琵琶湖の水を利用するため、大津から京都まで掘削された水路が「琵琶湖疏水」なんであるが、明治18年から23年に及ぶ、大工事であった。
この疏水が、蹴上のあたりでは、大変な傾斜地を通ることになる。水は流れ落ちるのに不都合はないのだが、物資を積んだ舟を通すのは無理。そこで、この傾斜地に来ると、舟を水路から持ち上げ、坂道に敷設したレールに乗せて上下させたのである。その施設を「インクライン」と呼んだのだ。

0391
動物園南の舟だまりから、インクラインは東の坂道へと登って行く。

そして、南禅寺前の、とても交通の激しい道路の下をくぐって、インクラインのレールは伸びている。
0401


0411
トンネルを抜けた先、レールの両側は、桜の壁となっているのだった。

0511
これが、舟を載せて坂を上り下りした車台である。
むろん、今は琵琶湖疏水を物資を積んだ船が行き来することはない。
このインクライン、昭和26年まで、稼動していたそうだ。

0571
今は、桜の名所として知られているけれど、インクラインそのものがかつては観光名所だった。
わしが少年時代に愛読した、石坂洋次郎著「若い人」という小説は、戦前の女学校を舞台にした青春小説なんだけど、その女学生たちが京都に修学旅行に来るシーンで、インクラインが生き生きと描かれていたのを思い出す。

0641


0891
インクラインを登った先には、琵琶湖疏水の施設や、工事責任者・田邊朔郎の銅像などがあり、さらに南禅寺境内の水路閣へと歩いて行くことができる。
時間がなくて駆け足で通り過ぎた南禅寺三門も、桜に彩られていた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.04.09

岡崎の桜2・疏水と十石舟

少し前に紹介した、左京区岡崎の枝垂れ桜はもう、見ごろを過ぎてしまっているが、近辺の岡崎疏水べりの桜たちはまさに満開。
動物園南の噴水近くから出航する観光船「岡崎桜回廊・十石舟めぐり」が人気を集めている。

0161


0091
岡崎の疏水沿い、「六勝寺の小みち」は、ずっと桜並木なのであるが、特にこの動物園南のあたりは水量豊かで景色が豊潤である。

0111
水の色と桜がよく似合うと思うのです。

0171
十石舟に乗っている人はみんな笑顔で、岸に居るわしらに朗らかに手を振る。

0221
動物園の中も、実は桜の名所なのである。花の上に浮かぶ観覧車。とても小さくおもちゃのような観覧車なのだが、この季節には夢の乗り物ですな。

0231
桜に混じって、柳の若葉も目に美しい。昔は、岡崎の疏水の岸辺、柳がもっと多くて、流れに根っこが洗われていたそうだ。

0281
わしが暇を盗んで出かけたのは、4月8日の午後3時半ころ。十石舟のチケットはすでに完売でした。

0351
岡崎の疏水沿いの桜は、ソメイヨシノのほかに、いろいろ種類があって、かなり長い期間、次々と花開いて楽しませてくれます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.04.06

賀茂川の桜

鴨川と賀茂川、いちおう、京都では使い分けています。
高野川と合流してからが、鴨川で、その上流が賀茂川。

4月6日、川端通りを北上し、出町から賀茂川の方へ行って、加茂街道(ここの道の表記は「加茂」なのです)を走り、車を降りたのは紫明通り。
北大路橋から、出雲路橋にかけての河川敷公園から、桜を見ました。

0631
ここの一番の魅力は、比叡山や大文字を見はるかすことのできる、のびやかさです。

0331
桜と霊峰と、賀茂川の流れと、一体になった景色が楽しめます。

0341
わしが京都に来た最初の年、出雲路橋が通学路で、ここの桜に目を見張りました。

0471


0501
川の堤に、どこまでも続く、紅色の雲のような桜花・・・・

0581
ここいらに植えられているソメイヨシノは「師範桜」(志波む桜という表記もされている)と呼ばれているそうです。
1905年から、当時の京都府立師範学校(現在は京都教育大学)の職員と生徒が、2300本もの桜の苗木を植えたとか。
その事業の発端は、日露戦争の勝利の記念だったらしいのですが、やがて「賀茂川美化と人材育成のよすがとするため」となって、100年後の今に、美しい景色を残してくれました。

0621


0641

067
中には、幹が空洞になったり、かなり傷んでいる樹もありますが、よく手入れをされ、植え替えもされているそうなので、これからも春には、ずっとこの景色を楽しめるでしょう

| | コメント (0) | トラックバック (0)

鴨川の桜

4月6日の午後、あまりにうららかな日差しの中、川端通りを北上する車の中から、鴨川畔の桜が輝いているのを嘆賞してきました。

0131

まさに満開、午後の太陽を浴びる鴨川のほとりは、延々と続く花の遊歩道。
車を降りて散策したかったです。

0031


川端四条を下がったあたり、川端通りの東側・宮川町の花街も、ずっと桜並木です。渋滞する車列のなかから、隙を見てデジカメを構えては、撮りました。
0071

枝垂れ桜もあれば大島桜もあり、そしてソメイヨシノも花開いて、間に柳のみどりもあり、雪柳なども咲き乱れて、まさに百花繚乱、花の錦織の鴨川でした。車の中からでは、とても撮りきれない。

0091


0191


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009.04.01

岡崎の桜

わしにとっての京都の桜、2番目に紹介するのは、左京区岡崎の桜である。
少し前に、府立図書館を紹介したが、岡崎の地は平安神宮を盟主として、コンサート会場として知られる京都会館、催し物会場の勧業館(みやこめっせ)、府立図書館、京都市美術館、国立近代美術館、京都市動物園と立ち並ぶ、文化ゾーン。

加えて、ここは琵琶湖疏水が動物園から美術館、勧業館、京都会館の外周を巡って、風光明媚な遊歩地域。疏水沿いには桜と柳が連なって、水面に映る花影が秀逸である。「六勝寺の小みち」という名前も付いている。

そんな中、わしが愛してやまぬ一樹は、疏水から道を隔てたある空地に聳えているのだ。
0261

料理屋さんとか、美術館とかの並ぶ中、この枝垂れ桜のある場所、何年か前までは邸宅か料亭だったように思うのだが、空き地となってフェンスに囲まれている。そのフェンスの上に雄大な樹形をあらわして、春には通りがかる人の目を奪うのである。

0291

3月31日、ほぼ満開だったが、まだ花弁は少しも散っていなかった。
0341


夜にはこのようにライトアップされている。
特に名前など付いていない桜なんだけれど、密かに人気の穴場らしくて、タクシーがひっきりなしに停まり、運転手さんが自慢げにお客さんに見せるのであった。
0401


0512
個人的に、とても好きな一樹。
吹雪の中で見上げたこともある。
この夜は、そらに小さく月が見えて、情趣を添えていた。

0391
去年はフェンスが部分的に開けられていて、桜の前まで入って見ることができたように思う。
今年はフェンス越しだけに観桜が許されるようだ。
いつまでも、美しく咲いて、その姿を見せてほしいと願っている。


| | コメント (5) | トラックバック (1)

高野川の桜

今年も桜が咲き始めた。
京都には桜の名所があまたあるけれど、今年は、わしが京都での生活の中で、個人的に親しんできた桜を、順次紹介してみようと思う。

一番目は、高野川の桜。
0031
今日、3月31日は、ここの桜、まだ3分咲きというところだった。

左京区高野、という街が、わしが京都で初めて下宿したところである。
かつて、鐘紡の巨大な工場があった場所に、公団住宅が立ち並んでいて、まったく観光地ではない。至って庶民的な住宅地で、鐘紡のあったころは染色業の中小零細工場が多かったらしい。今はその工場、ほとんどが小さなマンション、アパートになっている。
大原の方から流れてきて、出町で賀茂川と合流する高野川の東岸にある街だ。
全然有名ではないのだが、この高野川の土手に立ち並ぶ桜並木は、花盛りには大変見事なのである。

0051
中でも、蓼倉橋という、歩行者用の小さな橋から北を望むと、五山送り火の妙法の「法」をバックに、佳き景観が楽しめる。

0091
高野川の西岸は、下鴨という地名で、その名の通り、下鴨神社があって、こちらは高級住宅街である。こっち側にはほとんど桜がないのであるが、一本、彼岸桜らしい樹が満開であった。

0111
東岸のソメイヨシノ群が満開になると、ほんまに壮観なのだが、その時行けるかどうかわからぬので、とりあえずこんな写真を載せておく。

0151
もう一週間くらいすると、花の盛りかな・・・
それでも、今日のような好天の下、川岸の散歩はとても心地よく、結構楽しんで歩いている人が多かった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)