2007.11.21

鴨川散策 その4 団栗橋から四条大橋

まだ11月7日の鴨川散策の記事の続きですが、もうしばらくお付き合いのほどを。

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松原橋の次に見えてくるのは、団栗橋。
これも小さな橋ですが、流れには直角に架かっています。

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このあたり、水深が結構あって、魚も多い様子。
ここには、アオサギでなく白い鷺が居ました。形と大きさからすると、よく見かけるコサギでなく、チュウサギかな?それともアマサギ?

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いかにも魚が好みそうな凸凹したコンクリートの護岸に、釣り人が腰を据えていました。こちらもいかにも常連と言う雰囲気。

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団栗橋の辺りは、投網で魚を捕ってお客に供するのを売り物にしている料理屋さんもあると、かつて聞いたのですが今はどうなんやろな。

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よく整備された散歩道を行くうち、四条大橋が見えてきます。

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橋の南西のたもとにそびえるのは、中華料理店「東華菜館」。
大正15年に、ヴォーリズ建築事務所が設計して建てた、スパニッシュ様式の建物だそうで、入り口の前を通ると、いつもタコだの巻貝だのの彫刻がいっぱい貼りついている玄関に見入ってしまいます。

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そういえばわし、四条大橋はもう、しばらく渡ったことがないと気づきました。
この橋自体は、三条や五条のに比べると、そんなに個性がないような・・・

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ここの橋の下には、鴨が住み着いているようで。棲家っぽい雰囲気があります。

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さらに、橋の下の真ん中辺り、何か不思議なオブジェのようなものが・・・


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鴨川散策 その3 五条大橋から松原橋

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さて五条大橋のかみから、対岸を見ると、「料理旅館・鶴橋」の古雅な建物。
木造三階、総檜作りの堂々たる風格で圧倒されます。

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そしてこの日は、その手前の流れに、ユリカモメの一群が居ました。冬の風物詩として親しまれる彼ら。家に帰って新聞を見ると、やはりこの日に琵琶湖でも確認されたらしく、飛来したばかりのようでした。

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さらにかみへ上っていくと、見えてきたのは松原橋。豊臣秀吉が五条通を押し下げる前は、ここが五条大橋だったと聞いたことがあります。

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小ぶりで素朴な感じの橋の街灯の天辺に、カラスがのんびり留まって日を浴びてました。

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この橋も、正面橋のように、流れに直角でなく、斜めに掛かっております。

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松原橋のかみの対岸には、また、趣のある建物。
これも、もとは老舗料理旅館で、改装し「ザ・リバー オリエンタル」というレストランとして繁盛していたのですが、耐震性に不安があるということで、先ごろ、閉店になってしまったそうです。一度行っておきたかったな。

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ここいらには、なにやら一面に小さな花が咲いて、川原を埋め尽くしておりました。

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近寄って目を凝らすと、なかなか繊細で可憐な花でした。なんていう名前やろ。

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2007.11.15

狩野永徳展、そして清水寺

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11月14日、気合を入れて、開館前に京都国立博物館へ出かけ、「特別展・狩野永徳」を観てきました。
9時10分ごろに着いたら、もう100メートルぐらいは行列していましたが、30分ほど経って入場させてもらえました。

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薄暗い館内は、絵の前に人が貼り付いて、ちっとも進まないので、人気のある絵のほとんどは、人の頭越しに観るという結果に(涙)。

それでも、永徳という人は、細密な画風から、豪放な描法まで、天才的に駆使した人だったのね。というくらいは頭に入りました。

でも、なんちゅうても、力強い松とか岩とか、唐獅子の巨大な絵がかっこええわ。あんだけ、パワーで圧倒される絵画が日本画にあるのは、嬉しい。

で、混雑の中で、要領よく見ようと複雑な動き方をしたもんやから、あちこちで人にぶつかり、「すんまへん」と謝ることを繰り返し、ふらふらになって、会場を出ました。

ここに来たからには、常設展も見ないともったいない。
なにせ収蔵品が多いので、部分的にしか常設してないため、観るたび新しいものがある。
仏像、刀剣のコレクションを堪能しました。
十一面観音さんは、フィギュアスケートのキムヨナちゃんみたいに凛々しく清艶なお顔をしてはった・・・

足を棒にして、博物館を出ると12時。休日で家に居る嫁はんに電話して「お昼どないしよ?」と聞くと、「たまにはひとりで豪華にランチ食べて、ゆっくりしてきよし」とのありがたいひとこと。まあ、嫁はんもたまには家で羽を伸ばしたいんやろな。

というわけで、歩いて五条通まで行って、とある店で昼食。その勢いで、久しぶりに清水寺へ参詣。
明日から夜間特別拝観やけど、紅葉がどんなんか見たろ・・・

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勢いというのは恐ろしいもので、まだ「子安の塔」までは行ったことがないことに気づいて、境内全部見てしまいました。
紅葉は、まだほんの少しでした。

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2007.11.13

鴨川散策 その2 正面橋から五条大橋

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七条大橋から北へ歩くと、すぐに見えるのが正面橋。
この橋に関連し、以前、正面通についても記事を載せたことがあります。
http://ryu3.cocolog-nifty.com/dragontail/2005/06/post_1727.html
この橋は、川の流れに対して直角になっていない、妙に傾いた角度で架けられています。なんでやろな?

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さて相変わらず、水面ばっかり見て歩いていると、正面橋手前の水中に、ハエジャコと異なる、ちょっと大型の魚影を発見。雑魚の群れめがけて、獰猛俊敏に突進するこやつは、紛れもなくブラックバスではありませんか。
そんなに数は居ないようですが、やはり鴨川にも侵略してますな。

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正面橋をくぐると、鷺と鴨が一緒に群れている珍しい風景。これは岸からパン屑を投げてやっている人が居て、そこに群がっていたのでした。魚を狙う鷺と、基本的に植物食の鴨ですが、どっちもパンは食べるのですねえ。

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よく整備された散歩道と、雑草生え放題の川原・・・のんびり歩いていても、汗ばむほどの陽気。
やがて見えてきたのは五条大橋。

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この橋の下の流れの段差でも、アオサギが餌を摂っていました。

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国道一号線が走っている橋なので、その幅は巨大。おそらく鴨川最大。
ということはとても良い雨除けの屋根になるわけですな。

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欄干や擬宝珠などは、京都の橋、弁慶と義経の出会いの場、などを意識したつくりになっているけれど、日夜車の行き来が絶えない現代的な橋であります。

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2007.11.09

鴨川散策 その1 七条大橋付近

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下の記事で述べたような事情で、11月7日、鴨川を散策しました。
出発は七条大橋。柳の樹に穏やかな日差しの照る、散歩には格好の日和。

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堤を降りて川のほとりに来て見ると、流れは結構豊かで、川原の植物もよく茂り、そして鳥たちが思いもかけず伸びやかに生息していました。
このアオサギ、見つけたときはまさに獲物の魚を飲み込んだところでした。

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そのあとも、流れの真ん中に行って、妙な角度で首を傾げていたのは、やはり魚を狙っていたのでしょう。

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水中を透かしてみれば、驚くほどたくさんの魚影。

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水面にも跳ねていたこいつらは、オイカワやカワムツなどのいわゆる「ハエジャコ」の類でしょう。
生き物を見るのが好きなわしは、もうひたすら水面を見ながら、鴨川左岸を遡って行ったのです。

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2007.11.08

狩野永徳を観るはずが

ようやく時間が出来たので、7日の昼ごろ、京都国立博物館でやってる、「特別展・狩野永徳」を観ようと、東山七条へ勇んで出かけたのである・・・が!

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こんな平日、どんなに混んでいてもたいしたことはなかろうとたかをくくっていた。博物館前に着いても別に行列はなかったので安心した。
それが大間違い。
受付で「2時間待ちです」といわれて仰天。
なにしろ、ここは敷地が広大なので、とにかく入場は出来るが、どうやら建物の前で並んで待たねばならないらしい。
3時には用事があったので、鑑賞は断念せざるを得なかった。

空いた時間どないしようと途方にくれたが、すぐに「歩こう」と思いついた。
ブログ仲間のyumeさんがこの間、鴨川沿いに長い散策をされていたのが印象に残っていたのである。
健脚のyumeさんには及びも付かないが、天気もいいことだしと、七条大橋を出発した。

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結果的にとても気持ちの良いときを過ごす事ができて、災い転じて福の思いである。
鴨川散歩の写真と感想は、これから、数回に分けて載せよう。

それにしても、各種イベント、展覧会などの混雑振りは、以前とは比べ物にならないのだなあ・・・

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2007.11.02

百万遍・秋の古本まつり

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左京区は百万遍・知恩寺で開かれている「秋の古本まつり」に、ずいぶん久しぶりに足を運んだ。


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どうやら、今回が31回目になるらしい。境内には、京都古書研究会加盟店が、18軒、露店を出していて、古本で埋め尽くされている。

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鐘楼はチャリティーオークション会場、阿弥陀堂は入札コーナーとやらで、目玉商品が並んでいるようだ。

なにしろ、古本市なので、音楽も子どもの歓声もなく、本を探す人々が黙々と露天をめぐっているだけの静かな雰囲気である。食べ物や飲み物の屋台も少しはあれば良いのに・・・
でも、結構若い人々が多い気がした。制服の高校生が意外と目に付いた。ひょっとして修学旅行生なのかな?

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会場の外に、古本まつりの幟が立ち並んでいるのも、わしには結構見慣れた感じである。あまりこの古本まつりで買ったことはないけれど、なじんだ秋の風物詩ではあった。

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会期は11月4日まで。開場時間は午前10時から午後5時までだそうだ。

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2007.09.21

京都観光でもご注意を

彼岸の入りも過ぎたのにまだ京都は暑いです。
さて、涼しくなって行き、木々の葉も色づいてくれば京都はさらに賑わってゆくでしょう。

京都の観光については、様々な情報が溢れていますが、
マイナスの面、注意しなければならぬこと、の情報はなかなか表に出てこないと思います。

わしがこのところ、京都で気になっていることをひとつ。
「ひったくり」が増えているような気がするのです。

携帯メールで、京都府警からの「ひったくり情報」が毎日のように入ってくるのですが、「ひったくり」はかつては深夜とか寂しい場所とかが主な舞台でした。
それがこのところ、場所も時間も選ばなくなってきた印象です。

四条だの烏丸だののにぎやかな場所、そして人目の多い時間帯にも起きています。

昨日20日には、午前10時に今熊野小学校南側で、高齢女性が
          午後6時半ごろに市役所付近で仕事帰りの女性が連続で被害に遭っているそうです。

被害者は女性が圧倒的ですが、男性でもやられています。複数で飲み歩いているサラリーマン、家族連れの観光客も被害に遭ってます。

せっかくの京都観光で、ひどい思い出を持ち帰らないように、
どうか十分に気をつけてください。

☆歩道は車道の反対側を歩くこと。
☆肩にかけるバッグはたすきがけに。ハンドバッグには貴重品を入れない。
☆歩道を走ってくる自転車・バイクに警戒すること。

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2006.06.29

みやこめっせ10周年 その3(京都検定関連)

みやこめっせ10周年イベントの、もう一つの柱は、いわゆる「京都検定」に関連するものでした。
すでに「京都検定」についてはここでも何度か触れましたし、わしも2級合格、1級不合格という輝かしい戦歴を誇ります(笑)
そして今年、「歴史都市・京都から学ぶ ジュニア日本文化検定」というものまで発足し、11月下旬に行われることとなりました。
通称・ジュニア京都検定。詳しくはここを参照。

イベント会場では、このジュニア京都検定をベースにした「京都遊学館」という展示コーナーがあり、舞台では「皆でチャレンジ!家族で京都検定」という催しもありました。

で、豪華景品に釣られて、我が一家も「家族で京都検定」に参加(苦笑)
つまりは舞台の上から司会者が問題を言い、観客は渡された○×カードを掲げて、最後まで残った数家族が景品をもらえるというやつです。
「お父さんは京都検定2級やし、お父さんと同じ答えを出せば景品もらえるよ!」と嫁さん。
「景品、なんやろ?」すっかりもらえる気になっている息子。
「おう、ま、まかせとき!」一抹の不安を覚えつつ、胸を張るわし(汗)

第一問
「これは簡単です。平安京が出来た当初、堀川大路はなかった。○でしょうか×でしょうか!」
舞台の上から明るいお姉さんの声。
(???ええと、堀川って、当初の大路にあったかなあ・・・なかったような気が・・・)
で、わしは○を掲げたのです。
「正解は、×でした~~~」
「ええ~~~~!?お父さん!」家族の非難の絶叫、落ち込むわし。
京都検定2級取得のお父さんの権威、一撃で失墜(わはははは)・・・・

で、お父さんは頼りにならぬと、嫁さんは「ジュニア京都検定」のテキストを買ったのです(爆)
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家に帰って「なんやこんな子供向け・・・」と思いつつ、ページをめくってみました。
「!!」
衝撃が走りました。面白いのです。読みやすくわかりやすくて、しかも情報量は十分すぎるほど。
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挿絵、写真はオールカラーでふんだんに使われていて目に面白く、構成も工夫されていて、知識の羅列であくびが出る大人版「京都検定」テキストとは比べ物にならぬ完成度。ありがたいのは、漢字に読みがながふってあるので、難読の京都の地名、人名も難なく読めるのです。
これは、京都を知るにはこの上ない素晴らしいテキスト。自信を持ってお勧めできます。
定価952円ですが、たしか京都市の小学5年生には全員、無料で配布されるはず。素晴らしいことだ。
「西陣織の手機(てばた)、今は紋紙の代わりにフロッピーディスクを使うのが主流です」なんてことがちゃんと書いてあるんですよ。

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2006.06.28

みやこめっせ10周年 その2(食)

さて、みやこめっせ10周年イベントは、産業やものづくりの展示だけではもちろんありません。
「食」に関しても、「京都の食探訪」と大きくテーマが掲げられて、充実した、よだれの出る展示がされていたのです。

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中でも圧巻は、綺羅星のごとき京都の老舗料亭の料理が、ずらりと展示されていたこと。
もちろん、蝋細工などでない実物です。一度は行きたい名店の自信作は、まさに目で味わう京料理の粋ばかり。
端から全部写真に撮りたくなりましたが、なんだか浅ましすぎると思ったので、一枚だけ。
ほとんどの展示は実際に出される料理に近いもののようでしたが、これだけは料理を素材にして自由に製作した美術品のごとき一品でした。

そして、それら老舗の何店かのお弁当が、2日間、日替わりで食べられたのです。ちょっと値は張りますが、この機会にと奮発して後悔はなかったでしょう。
そのほか、京菓子の展示もあり、漬物や麩などのお土産店、みたらし団子など気軽に味わえる屋台も沢山出ていました。
でもって、わしは、あっちを覗き、こっちで味見するのにかまけて、写真を撮るのをすっかり忘れました(苦笑)

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さて、この日、我が一家はどんな昼食をとったのかというとですな・・・
会場内にそんなに食が充実しているのを知らなかったので、到着そうそうに、みやこめっせ附属のレストランに入ってしまったのですよ(;;)
まあ、良い雰囲気ではありましたし、清水焼の大皿に盛られた「ほっこりあんかけ」はボリュームもたっぷりでした。

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「夏御膳」というお弁当も、一つ一つのおかずがきちんと作られていて京料理らしかったです。
しかし、オーダーが通っていずに、ずっと待たされて何も出てこないうちに、「珈琲お持ちして良いですか?」と聞きに来たときは切れましたよ(怒) 謝ってすぐ持ってきてはくれましたけど。

そういうわけで、このイベント、食に関しては大いなる不満と後悔にまみれたわしらでした(苦笑)。
(さらに続きがあります)

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2006.05.29

花山天文台で天体観望会

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清水寺から東に向かって、東山連峰の峰の一つに、花山天文台があります。
正しくは「京都大学大学院理学研究科附属花山天文台」です。
昭和4年に設立されて、77年に及ぶ日本有数の歴史ある天文台。
山科のわしの住まいから、輝く銀のドームが見えて、ずっと中に入ってみたいと思っていたのですが
ついにこの5月27日、「第一回天体観望会」が開かれ、往復はがきで応募した抽選に当選して、参加することが出来ました。

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地下鉄蹴上駅に夜7時に集合し、ミニバスに分乗して、東山ドライブウェイ経由で、山の上に到着。
あいにく空は一面の雲で、星を見ることは出来ませんが、憧れのドームを前にして胸が高鳴ります。

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息子もわくわくして、歴史のしみこんだ階段を駆け上がっていきました。

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おお、これが45センチ屈折望遠鏡です!
レンズはツァイス製。もともとは30センチのものだったそうで、ドームもそれにあわせて設計されているため、まっすぐ焦点をあわせるだけの容積がなく、二つ折りの形にしてあって、接眼レンズは対物レンズのすぐ近くにあります。そのため、覗くためには望遠鏡の傍らに、エレベーターがありました。乗せて貰いましたが、これが、フォークリフトを大きくしたようなもので、揺れてスリル満点(苦笑)

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曇天で星は望めなかったものの、ドームの旋回、開閉の実演もしてくださり、
「おお、動くぞ!かっこいい~~」と喝采しました(^^)

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そして、ドームの外周にあるベランダから見た夜景の素晴らしかったこと。
写真で見えるドームは、別館18センチ太陽Hα望遠鏡ドームで、その向こうに京都の市街の輝きがあります。

望遠鏡見学の後、小さな教室でスライド・ムービーを上映しながらの講演を拝聴しました。
講師の台長、案内の大学院生さんたち、皆笑顔で素人の我らを歓待してくださり、楽しい時間でした。
わしとしては、宮澤賢治の「銀河鉄道の夜」のような雰囲気を味わわせてもらった気分で、大満足です。

設立当時は理想の観測環境だった花山天文台も、いまは溢れる街明かりで夜の観測はあまりできず、太陽活動の観測に重点を置くと共に、学生の実習教育に力を入れているそうです。惑星などの観測は、昭和43年に設立された飛騨天文台に主役を譲りましたが、そこで集めたデータや、人工衛星からのデータなどは、花山天文台が集積、解析しているとか。

天体観望会は今回が初めてだったようです。わしが参加したのはどうも「ファミリーコース」だったらしく、家族連ればかり数組、15人程度でしたが、その次の集団(嫁さんによれば男性ばかりだったようで、「天文オタクコース」か?・笑)も来ていました。
そしてこれからも、こうして一般市民を対象にしたイベントを開くと聞きました。
次回は8月5日を予定しているとのこと。また、9月末にはより参加しやすい「一般公開」を行うとのことです。

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2006.05.22

みどりしたたる上賀茂

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葵祭には行けなかったけれど、快晴の日曜日、久々に上賀茂神社=賀茂別雷(わけいかづち)神社へ行って来ました。

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日頃は目にすることが出来ない国宝の本殿・権殿の特別公開をやっていまして、初めて拝観する事が出来ました。写真は本殿前の細長い殿舎・棚尾社に登り、楼門を写した物。
京都検定で勉強して本殿・権殿が「三間社流造り」だということを知っていたのですが、それが、正面の柱が四本あって間(あいだ)が三つあり、入母屋の屋根が正面側のみ長く作られて流れるような様子であることを、今回説明を受けて知ることが出来ました。

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由緒ある社殿も趣深いですが、この時期の上賀茂神社は、境内に溢れる新緑と、それを映して流れる水が美しいです。
賀茂川上流の柊原から取水して流れる明神川は、上賀茂神社に近づくと御生所(みあれ)川、御手洗(みたらし)川と名前を変え、東北側の山から流れ込む御物忌(おものい)川と境内で合流すると、「なら(奈良または楢と表記)の小川」となります。

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新緑を水面に映して流れる水で、うちの息子ははしゃいで水遊び。ほとりでのんびりお弁当も食べました。
目も心も洗われるような気持ちのいいひとときでした。

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上賀茂神社を出ると、川は明神川と呼ばれるようになり、川沿いの社家町を東にたどっていくと、天然記念物のカキツバタ群落で知られる、大田神社があります。

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杜若の花は、暑い日ざしの下で、少し疲れ気味に見えました。花の最盛期は過ぎたようでしたが、沢山の人々が訪れていました。

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学生時代にここを訪ねたときはほとんど人が居なかったのに較べると、驚くほど知られるようになったようです。
それでも、保存に力を尽くす方々のおかげで、杜若の景色は昔どおりでした。

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2006.05.20

雨間の東福寺

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雨の続く京都ですが、おかげで新緑はますます瑞々しくなっています。
紅葉で知られる東福寺の通天橋は、青葉の波で埋まっています。

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暗い空の下で、臥雲橋も人通り少なく、静かです。

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時間がないんでわしは、臥雲橋の上から通天橋を眺めただけですが、カエデの若葉のヴォリュームはさながら緑の深淵ですね。

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塔頭もそれぞれ新緑で彩られており、白漆喰の塀に若葉が鮮やかでした。

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2006.05.17

新緑の青蓮院 2

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青蓮院には、様々に有名なものがあるのですが、国宝・青不動に続くものは、この一文字型手水鉢でしょうか。
豊臣秀吉が寄進したもので、堂々とした風格があり、これ一個で見事な景観を作るほどです。

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庭園は龍心池という池を中心にしていて、跨龍の橋と言う石橋が架かり、洗心滝が配されているとのこと。豊かな水の周りに、瑞々しい新緑が溢れ、この時期が一番明るく清々しいでしょう。

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重なる緑と水は、東山の山麓という環境の中、深い陰翳を作り出していて魅力的です。

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ちなみに、書院の北東部分には、小堀遠州が築いたという「霧島の庭」があるのですが、残念ながらその霧島ツツジは散ってしまっていました。深い木立に囲まれた一角で、咲いていたらさぞかし秘境じみて美しかったと思います。

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回遊路は工夫されているのか巧まずしてそうなっているのか(いや、工夫されてるに決まってるな・汗)、千変万化の景色を見せてくれました。


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2006.05.15

新緑の青蓮院

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得浄明院で一初を見て、さて次はどこに行こうかと思ったとき、近くの青蓮院の新緑が美しいだろうと気付きました。

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門の外に見事なクスノキの大樹が並ぶ、天台宗三門跡のひとつ。粟田御所の名前もあります。
このblogでは以前、「巨樹」でとりあげたことがあったり、夜景として門の写真を掲載したことはあったけれど、考えてみたら中に入るのは、初めて?

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池泉回遊式の庭園は、新緑の輝きに溢れて見事でした。

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花灯窓を通してツツジの鮮やかな色が見えます。

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書院の窓の外に咲き誇っていました。

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国宝の青不動の絵は、複製しか見れませんでしたが、陰翳に富んだ境内の雰囲気に魅了されました。
しかし、不動堂始め、古建築は老朽化が進行しているようで、建て替えのための寄付を募っていました。

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2006.05.13

一初咲く得浄明院

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一初というのは、アヤメ科で、初夏に咲くアヤメ類の中では一番早く咲くところから名づけられたそうだ。

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その清楚な花が見られるという、東山の得浄明院。今月13日まで「春の特別公開」を行っているのをくみちょーさんの「京都人ブログ2」で知り、訪ねてみた。

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尼寺らしい清々しい佇まいの中、白い一初の花は、さらに清浄な別天地の如き中庭に咲いている

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思っていたよりもずっと小さく可憐な花だった。

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本堂の前には、青の一初も2輪ほど咲いている。

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こちらのほうが、花の特徴はわかりやすい。大きな三つの花弁にギザギザしたものが重なっているのが独特なのだそうだ。

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長野市にある善光寺の京都別院として建立されたのがこの尼寺で、本堂は善光寺と同じ作り。地下の「戒壇めぐり」も体験させてもらった。本尊阿弥陀如来の下に迷路のように作られた通路は、踏み込むと数歩で真っ暗。普段生活していれば絶対に体験できない真の闇である。
わしは、先頭に立ったのだが、頭が天井・・・いや、床にぶつかるのではないかという怖れに駆られ、踏み出すのにとても勇気が要った。それでも、行程の真ん中にあるという「錠前」に触れることが出来、触りながら念ずると叶えられるという「一つだけの願い」を一心に唱えたものである。日頃は全く不信心のくせに(苦笑)。

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知恩院に近く、華頂学園の敷地に接して北側にある。女子学園と尼寺、むくつけきわしには縁のない場所にも、こうして訪れることが出来たのは、阿弥陀如来のお導きか(^^)(ちなみに、わしの郷里飯田には、善光寺の本尊が一時期おわしたという「元善光寺」があるのだ)
境内は一初のほかにも、様々な花が植えられて美しかった。

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2006.05.10

青空にツツジ

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5月になり、黄砂の影響もなくなって、空は青く爽快である。
青空をバックにツツジ(躑躅)の花が目を楽しませてくれている。

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山ツツジは単色で、花もそれほど大きくないのだが、園芸種は実に多彩。こういう感じに丸く樹を整えて咲かせるのが多いようだ。京都では蹴上浄水場が、こんな形のツツジで埋め尽くされるので有名だが、一般公開されていた連休中はまだ余り咲いていなかったとのこと。

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所要の途中、夕方の陽射しが余りに明るく、空が綺麗だったので、思わず撮影。

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場所は何度となく紹介しているこの智積院です。北門に近いこの建物は、大きな金堂とか宝物殿・書院などと違って公開されていない部分ですが、屋根の形と、そこに続く長い白い築地塀がカッコイイので気に入っています。

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2006.05.07

梅小路蒸気機関車館

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連休のひと日、京都駅の西側にある梅小路公園を訪れ、芝生で弁当を食べてのんびりしたあと、蒸気機関車館も久々に覗きました。
ここは国鉄の機関車庫だったところをそのまま蒸気機関車の博物館にしたところで、かつての二条駅舎もそのままに移転してきて使われております。
わしはとりたてて鉄道マニア、SLマニアというわけではありませんが、蒸気機関車のダイナミックな勇姿を見るのは大好きです。

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以前このblogで、京都が原爆の投下目標だったことを記しましたが、米軍が原爆投下ポイントとしていたのが、まさにこの転車台です。京都盆地のど真ん中、空から見て間違えようもなく目立つ巨大な輪っか。
今も展示している機関車を引き出し、体験乗車の短い線路に載せるために現役で使われております。

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車庫内にはいくつもの蒸気機関車が真っ黒な巨体を並べていて壮観。なかでも最大のC62のヴォリュームは圧倒的ですな。

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新幹線などがいくら大パワーで速くても、この巨大な車輪がかもし出す神話的威圧感は真似できません。

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構内の短い線路をバックして戻ってくるだけの「スチーム号」も、たくましく黒煙を噴きあげ、力強い汽笛を鳴らしています。蒸気機関車は、男の子をわくわくさせる魅力でいっぱいなのだ。息子も目を輝かせて飽きることなく展示してる機関車の運転台を上り下りしてました。

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2006.05.03

友あり遠方より来る・2

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インターネットで得た友人がまたひとり、新緑の京都に訪れてくれたので、勇んで案内させてもらった。
まずは東山七条の智積院で、長谷川等伯らの障壁画を見、ツツジの咲き始めた庭園を観賞。ゴールデンウィークのさなかだが、ここはとても静かで、雨上がりの池に映る緑が鮮やかだった。

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そこから程近い三十三間堂はやはり、修学旅行生たちをはじめとする団体さんで混んでいた。しかし、堂内に入れば、仏様たちのほうがもっと混んでいるのである(笑) 1001体の千手観音さまの迫力は、何度観ても荘厳極まりない。向こうがかすんで見えるお堂の長さにも茫然としてしまう。

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昨日とうって変わって肌寒い中、昼食には祇園へ案内した。白川の畔、もとお茶屋だったというお店「祇をん かにかくに」で、フランス料理のシェフが作る和洋折衷のランチ。

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引出し付きの重箱には、繊細極まりない前菜が載っていた。腹ペコだったわしはあっという間にペロリ。温和で優しいこの日のお客・Tさんにはよく似合うお店だったが、がさつなわし向きではないなあと痛感(苦笑)

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白川のせせらぎに面して、大きく窓をとっていて、すっかり葉桜になった枝垂桜が揺れている。花の頃はさぞかし目を楽しませてくれただろうなあと惜しがる。

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締めは、山科が誇る老舗喫茶店「再会」へ案内。ハナミズキやチューリップが窓を彩り、暖炉や重厚なテーブルがかもし出すお店の雰囲気をTさんも気に入ってくれたようで嬉しかった。

このあとTさんには、息子を迎えに行くのまで付き合ってもらってしまった。短い時間で、覚束ない案内、まことに申し訳なかったが、笑顔で語らってくれた数時間は、わしにとって、久々の愉しさだったのである。

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2006.04.30

京都大仏殿跡

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東山の京都国立博物館、ここの西側の通り、大和大路通りを北上すると、博物館に隣接して豊国神社、方広寺があるが、この神社、お寺を囲んで巨大な石で積まれた石垣がある。その石垣に、八重桜が咲き誇っていた。

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一本だけであるが、艶やかに花開いているその背景は、豊臣秀吉が日本最大の寺を作ろうと築いた、方広寺大仏殿の遺跡である。

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石垣は高さはあまりないのだが、使われている石はどれもすこぶる巨石で、かなりの距離続いているので異様に目立つ。

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八重桜の近くに、「大佛殿石垣」と刻まれた標柱があった。

秀吉がここに大仏殿を築きはじめたのは1588年で、1595年にとりあえず完成するが、この大仏は難儀に遭い続けた。完成間もない大地震で、急造の張りぼてだった大仏は倒壊し、それならちゃんと銅で作りなおそうと鋳造する途中、1602年に失火で大仏殿は焼失。それでも秀吉の息子・秀頼が再建にとりかかり、1612年に第二次大仏殿が出来上がる。しかしその二年後、この大仏殿=方広寺の鐘に刻まれた銘が、徳川を呪うものだと家康が言いがかりを付け、大阪の陣に至って豊臣家は滅亡してしまうのだ。

覇権を握った徳川家は、秀吉の墓である豊国廟を荒廃させるが、大仏殿は生き残り、江戸時代には京都の名所のひとつとして人気を博す。しかしながら、1798年、落雷によりこの大仏殿も失われたのである。その後、天保年間に、旧大仏の10分の1の木造半身像が作られたそうだが、1973年に再び火災に遭ってついに大仏は跡形もなくなった。

それでも、ほんの30年ほど前までは、「大仏」がここに在ったのだ。いまだにここから程近い本町通正面上ルの郵便局は「大仏前局」と名乗る。その正面通も、大仏の正面の道だったからその名前なのだ。

栄華の跡に咲く桜。京都の春の終わりにふさわしい風景の一つではないか。

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2006.04.25

養源院・枝垂桜のアーチ

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もう遅すぎるかと懼れながらも、今日の晴れた空を見たら、行かずにはいられなかった。そしてこの桜は、待っていてくれたかのように見事に咲いていました。

東山区の養源院。三十三間堂の東側にあるお寺です。去年、ここで見た枝垂桜が忘れられず、今年も見に行きたいと思いながら今日まで門をくぐることが出来ませんでした。去年の様子はこちら

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まだ咲いていてくれと、祈りながら足を運ぶ参道は、楓の新緑に覆われ、その向こうに桜色がちらりと見えると胸が高鳴ります。
むむ、少しくすんで、もう盛りは過ぎてしまっているだろうかと眉が曇りました。

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しかし、期待を裏切らない見事さで、まだ咲いていてくれた!感無量でした。

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頭上から雪崩落ちてくるような花の瀑布を仰いで、長いこと佇んでいました。

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本堂の前に、まるで二人の門衛みたいに並んで立つ、二本だけの枝垂桜。北側のほうが少し大きく、兄弟か姉妹かのように仲良く枝を広げていて、参拝者はその花のアーチをくぐるのです。

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一時間余り花を見続けて、緑のトンネルのような参道を戻っていくと、小鳥のさえずりが耳に心地よかった。

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2006.04.23

東山七条界隈 名残の春

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長野県から戻ってきて、もう京都の桜も散ってしまっているだろうと思っていたが、
18日の夕方、駆け足で東山七条界隈を回ってみると、まだ遅咲きの枝垂桜などは充分見応えがあった。
智積院では、簡素な形の門の両脇に立つ二本の桜が荒れ模様の空に映えていた。

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本堂に向かう参道脇の庭園にも一本、清かに咲いていた。


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三十三間堂の東側の楼門や塀は、このところずっと覆いが掛かっていて改修中だったらしいが、この日に終わったようだ。鮮やかに朱と碧に塗られてまばゆいばかりである。

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久々に開いたであろう楼門のなかに、枝垂桜が満開。

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豊国神社はもう、桜は散ってしまっていた。しかし、その近所でこんな花を見つけた。
紅白咲き分けの梅かと思われるが、こんな時期にも勢いよく咲いているのだなあと驚いた。
(25日記・よりりんさんによれば、これは、「源平」という品種の桃の花らしい。よりりんさん、ご指摘感謝!)

東福寺では、22日から「新緑」の言葉を冠した行事をやっているし、もう惜春である。

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2006.04.21

鳩居堂での買い物

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さて、前回の記事から一週間、更新が開いてしまったが、実は鳩居堂での買い物というのは、弔辞を書くための巻紙、畳紙であった。

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わしの郷里で亡くなったある方の葬儀で、弔辞を読んで欲しいと依頼を受けたため、正式の巻紙とそれを包む畳紙を購入しに行ったのである。お香や茶道具も揃っているが、なんと言うても和もの文具ではここほど頼りになるお店はない。
よい香りの満ちた店内でいろいろな文具を見ていくのは楽しいのだが、今回はあんまりその余裕はなかった。

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それでも、鴨川の桜を見に行き、高瀬川の流れでは、ソメイヨシノの花びらが激しく舞い散るのを眺めた。

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葬儀から戻ってきたら、もう葉桜だろうなあと思いつつ、弔辞の文案を練り、この翌日に京都を発ったのである。

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2006.04.15

三条大橋の春

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必要が出来て、寺町姉小路の「鳩居堂」に買い物に行き、久々に寺町・新京極・錦小路などを歩いて繁華街の情緒を味わった。そして鴨川の桜を見ようと三条大橋に来た。

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わしはここに、弥次さん喜多さんの像があるのを知らなかったのだが、説明板を見ると平成6年建立とあるから、うかつにもほどがある(汗) しかしここを歩くのは大抵夜、酔っ払ってだったからなあ(笑)
像の周囲には小さいけれど紅枝垂桜が咲き誇って綺麗だった。しかし最近よく目に付くこの花、樹が小さいとまるで作り物じみていて、浮ついたお飾りに思えてしまう。時間が経って風土に馴染まないと、京都らしさというもんは出来へんのや・・・などと偉そうな感想を持った(苦笑)。
近年、「何とかの道」というタイトルであちこちの京都らしい景観をとどめた地域を整備し、観光地化しているところが目に付くけれど、下手にいじると軽薄な雰囲気になってしまう。あんまり紅枝垂桜ばっかり植えるのもどうかなあと思う。

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ところで、弥次喜多の説明に並んで、三条大橋の擬宝珠に、池田屋騒動当時の刀傷があるという説明板も並んでいる。

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で、早速確認してみた。確かに刀傷っぽい。こういうものが、派手な看板やスターバックスのお店と並んで存在しているのが京都なのである。いや、別にわし、スターバックスは嫌いやないけどね(^^)

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京都に住んでいても、繁華街に出る機会はそんなにないので、行くと物珍しくきょろきょろしてしまう。観光客と変わりない、つーか、いつまでたってもわしは、よそさんなんやろなあ・・・

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橋の上で托鉢する僧は、わしが京都に来た頃、いや、そのはるか以前から変わりないのであろう。

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2006.04.14

大石神社の桜

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今熊野から、東山を越えて山科にでる細い曲がりくねった道があり、「滑石道」と呼ばれているが、江戸時代、ここを通った一番有名な人物が大石内蔵助。山科の寓居から毎晩、洛中に遊びに通ったと伝えられる。
それで、山科の滑石道の入り口近くに、彼を祭神として祀った「大石神社」がある。
山科区挙げての「義士祭」で知られるここ、桜も美しいのだ。訪ねた13日はソメイヨシノが満開だった。

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ここには「大石桜」と名のある大きな枝垂桜があって、今年も2日に「さくらまつり」が行われた。

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残念ながら、わしは今年もこの花の満開に間に合わず、御覧のようにかなり散ってしまっている。

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大石神社の建てられたのは昭和10年で、この枝垂桜はそれ以前からこの近くに生育していたのを境内に植え替えたらしい。
「大石桜」ともてはやされるようになったのは戦後だという。

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小さな境内であるが、なかなかユニークな狛犬が迎えてくれる。狛犬の後ろに見える建物は宝物殿で、赤穂義士の遺品のほか、東映歴代大石役俳優の写真なども飾られている。

武士の鑑とされる赤穂義士と、潔く散る桜がよく似合う・・・と、ここに桜を植えた人々は思ったのだろうか。
しかし、ことさらに人に「散る」ことを賛美・強要した時代は余りに残酷な時代であった。
心穏やかに桜を眺め、美酒を酌み、家族や友と楽しめる日々を、いつまでもと思う。

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2006.04.10

円山公園の夜桜

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京都の桜もすっかり見頃になり、円山公園の枝垂桜も連夜ライトアップされて、妖しくも荘厳な姿を見せてくれている。

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この白い枝垂れ桜は、ここ数年衰えているように見えて、昼間見ると痛々しいのだ。今年見ると、かなり枝が切られたらしく、なん回りも小さくなっているように思えた。それでもかがり火に映えるこの樹の神秘性は魅力的である。

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ほかにも、園内にはかがり火が随所に焚かれ、無粋な灯りはそれほどないのが円山公園の流儀らしい。
だから、枝垂桜以外はあまりライトアップされている樹がなく、フラッシュを浴びせて写した桜はなんとなく魔物じみている。

そんな桜の下の花見客は、多くが暗がりの中でうごめくことになる。電球入りの提灯を張り巡らし、カラオケの歌声に満ちるいわゆる夜桜見物とはかなり違った雰囲気。
もちろん、茶店も何軒もあって、こっちはまあそれなりに明るく営業している。家族で寄って、甘酒3杯ときつねうどん1杯に缶ジュース合わせて2500円という値段だったが、年に一度の夜桜だ(笑)。

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枝垂桜に程近く、喫茶店になっている「長楽館」があるが、夜の洋館はこれもまたロマンチックな想像力を駆り立ててくれた。

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円山公園は八坂神社に接していて、こちらも夜を徹して参拝客で賑わうことだろう。境内には「お化け屋敷」などの見世物があるのが懐かしい。息子にせがまれるまま、ぶどう飴、鶏の唐揚げなどなど、露店で買い食いして帰った。

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2006.03.30

とっておきの梅と桜

3月29日、わしにとっては、とっておきの梅と桜の花が見れました。

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東山の泉涌寺の塔頭・雲龍院の庫裏前にある、「はねずの梅」がついに咲き始めています。
今日はものすごく寒空だったのですが、八重の花を力強く開いていました。静かな境内、綺麗な杉苔と背景も素晴らしく、枝ぶりも整っていて、とても好きな樹です。

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夜、平安神宮の東南、琵琶湖疏水に掛かる冷泉橋西詰を少し南に行ったあたりで、一本の枝垂れ桜がライトアップされていました。ちょっと無粋なフェンス越しになるのですが、見事な大樹で見惚れてしまいます。岡崎界隈で最も早く咲く一本で、毎年心待ちにしているのです。

ココログの具合がなんか不安定で、コメントを書くにもいつもと違う妙な画面だったりしますので、とりあえず写真一枚ずつ紹介し、本格的な記事はまた改めて載せます。

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2006.03.21

鴨川の柳

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このところ、京都は雨が多いですが、一雨ごとに鴨川の岸に立つ柳は黄緑色の芽を吹いて鮮やかにな