巨樹・15 大徳寺のイブキ

久しぶりの「巨樹」エントリーは、大徳寺の仏殿前にある、イブキの巨木。
これは、仏殿前から三門の方に向かって見た写真。

本来は三門をくぐって、仏殿に参拝するのが普通なのだろうが、今は三門は生垣と柵に囲まれて通れず、西側の道が大徳寺内のメインルートとなってしまっている。そっちから見ると、この樹は、周りの緑にまぎれてあまり目立たない。

しかし、1665年ごろに植えられたらしいというから、樹齢342年くらいということで、樹高22メートル根回り周囲6.6メートルにもなるそうだ。

幹の感じも風雪に耐えてきた歳月を感じさせる。
ほとんどの拝観の人は仏殿もこの樹も見ずに通り過ぎてしまうが、一人、外国人の女性が仏殿前に座って、熱心にこの樹をスケッチしていた。

地上3メートルで5つに幹は別れ、その枝は曲がりくねりながら天を突く。
その姿はさながら五つの首を持った龍のようである。
振り返れば仏殿内には、金箔の輝きが渋く残った釈迦如来像。
この樹はその守護龍といったところかな。
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