祇園祭と八坂神社・8 山鉾館
すでに10日から、「鉾建て」が始まって、13日にはすべての鉾が建ちあがっているはずである。
祇園囃子を奏でながらの、鉾の「曳初め(ひきぞめ)」も、12・13日の行事。
また、「山建て」は12日から14日にかけて行われている。
残念ながら7日以後、洛中に出かけることができず、全然山鉾の様子は見れていない。
7日の八坂神社の様子はこんな感じ。
本殿前の舞殿には、祇園祭のポスターや神事予定一覧表などが張り出されている。
「こんな行事もあったのか」と驚くほどで、宵山や山鉾巡行が済んでも、まだまだ見どころがあることを知らせてくれる。
というか、わしは明日に迫った宵山も、明後日の巡行も、観に行ける予定が立たないので、その後に期待しているのであるが(とほほ・・・)。
さて、八坂神社の東側、東山の斜面には「円山公園」が広がっているのだが、この中に祇園祭関係の施設があることをご存じだろうか。
その名も「祇園祭山鉾館」
鉄筋コンクリートの無愛想な倉庫であるが、この中に、普段は10基の山が保管されているのだ。
山建ても終わった今は、空っぽになっているにちがいないが。高床式で保存機能はよく考えられているようである。
なにしろ「山」というくらいで、巨大な構造物なのであるから、一般民家で保管するのが難しいのは想像がつく。当然、山鉾を保管するのは「町会所」という施設だったのだが、その維持もまた大変なのであった。
中には町会所の所有や使用にトラブルが起こるところもあり、しっかりした公的施設の収蔵庫を望む声が大きくなって、昭和43年に、ここ円山公園内に建設され、2年間建物を丁寧に乾燥させて、昭和45年からここで10基の山を保管しているそうである。
庫内の山を示す額の文字は、当時京都在住の名のある人が筆をとって書いてあるとのこと。
(画家や京舞家元、陶芸家、染織作家、茶道家元、京都国立博物館館長ら)
中に入っているのは、
岩戸山、孟宗山、黒主山、浄妙山、太子山、
油天神山、郭巨山、伯牙山、芦刈山、木賊山。
☆念のため、付け加えると、純粋に保管のための収蔵庫で、観覧などはできません。
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