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2008.10.01

闇に聳える八坂塔

異形コレクション「京都宵」という本を紹介したが、その表紙は、夜の八坂塔の写真だった。
昔から、わしもその景色には惹かれていたが、まだちゃんと撮影したことがないのに気づいた。
そういうわけで、今夜、暇を盗んで、20分ほどで撮影したのが、以下の写真である。

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東山区八坂上町にある「法観寺」という寺院が、八坂塔(やさかのとう)なのである。
もともとは、いろんな伽藍が備わっていたのだが、戦火などで失われ、塔しか残っていない。
創建には、渡来系豪族・八坂氏が携わったらしい。八坂神社もそう伝わっている。
この塔は、いつの頃からか、京都で政権を握った者が旗を立てる場所となっていたという話も、どこかで読んだ。
塔の上階から旗印を掲げると、京都のどこからでも見えたそうだ。

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八坂塔を見るには、東山通りから東へ上って行くのが早い。
この道、その名も八坂通。両側には商店が並んで「塔の下商店街」を形作っている。
ところで、この写真は、シャッターを開けている時間の長い「夜景モード」で撮ったのだが、当然手ブレが多い。

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ブレの少ないオートモードで撮ると、こんな感じ。肉眼で見た目は、こっちの方に近いので、念のため。

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八坂塔は、ずいぶん昔から夜間ライトアップされている。
塔の下商店街の一商店である中華料理屋さんが、身銭を切って毎晩照らしたはるのだと聞いた。
実に有難いことである。

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ただ、わしはこの塔の照らされ方が、あまり好きではなかった。ほとんど真下から光を当てると、人の顔でも異様に見えるものである。ほら、懐中電灯で他人を脅かす時に、よくやる、あのやり方。
八坂塔のライトアップも、そんな感じで塔の魔性をあぶりだしているような気がして、ちょっと怖気をふるっていたのだ。
しかし、近年、なんとなくその雰囲気が変わったような気がしていた・・・(続く)。

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コメント

ほんと、なんか不気味な感じやなぁ~と思いながら拝見しました。失礼
中華料理屋さんの妖しいライトアップだったのでございますか。(笑)

投稿: れこりん | 2008.10.07 22:20

☆れこりんさん、はい、中華料理屋さんの屋根上に設置されたライトが照らしているのです。
ただ、このお店が「妖しく照らしたろ」などという意図を持っているわけもありません。美しい夜景を提供しようと真面目になさっているだけでして、奇特なことだと思います。
でも、角度のせいで、どうしても、こんな感じになってしまうんですよね。

投稿: 龍3 | 2008.10.08 01:04

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