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2008.10.15

ソラノネでかまど体験

新聞の「週末の遊び所紹介」、みたいな記事で見つけたのが
「かまど体験」のできる「ソラノネ」というお店であった。
滋賀県高島市安曇川町泰山寺というところにある。

高島市といえば、我が家では毎夏、朽木のバンガローに泊まりに行く。
その近所かと、予約電話を入れてみると
10月13日はちょうど、おはぎ作りの名人を招いて、かまどでご飯や小豆を炊いて、「おはぎ作り体験」をするという。
親子三人、それに予約し、さて13日は日本晴れの空の下、山科を出発。


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「ソラノネ」HPの道案内をプリントアウトして持参。
国道161号から、JR湖西線安曇川駅の方へ曲り、
プリントアウトした道案内通りに車を走らせると、えらい山の中へ突入。
鬱蒼とした森の中の道で
「ほんまにこんなとこか~?」
と不安になる頃、空が開けて、あたりは広々とした畑。

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その真っ只中に「ソラノネ」はあった。

「ソラノネ食堂」と看板のある建物も、その向かいにいくつも築かれているかまども新しい。
働いている人々も若い。
わしら一家がその日の「おはぎ作り体験」の一番乗りだったが、やがて数家族、カップルなども集まってきた。
そして、和やかにおはぎ作りは始まった。

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初めての開催ということで、結構手探りの行事だったが、
スタッフも集まった人々もみんな笑顔で、すがすがしかった。
おはぎ作りの先生は、地元で美味しいお米を作っておられるご婦人。
参加者には、わしの息子を含め、子供たちも数人いて、かまどに火を点けたり、薪を割ったり、黄粉を作る大豆を枡で測ったり、水を汲んだり、なんでも体験させてもらってはしゃいでいた。みんな、生まれて初めてやったのだろうなあ・・・
予定よりかなり時間はかかったが、焼き芋を食べたり、楽しい経験にワイワイ過ごすうち、おはぎは出来上がり、青空の下でみんなで食事。

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これが、威力を発揮したかまどの骨組で、戦後に考案された「愛農かまど」というそうだ。
煉瓦で形作ったこの上に、セメントや漆喰?などで覆っているようである。少ない薪で効率よく調理できるし、弱火などの調整も可能。おまけにピザも焼ける優れモノ。

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周りは空が広く、とても気持ちがよかった。畑の隅にはコスモスも満開。

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これが、調理中のかまど。ちょっとの薪でこの火力!

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それにしても、みんなで作ったおはぎは、美味しかった。
わしと同じ、京都から来たご家族や、大阪から来たカップル、大津から自転車で3時間かけてきたという高校の先生など、和やかに会話できたのも楽しかった。
われわれ「おはぎ作り」組のほかにも、かまど体験に来た人、イモ掘りにやってきた人、食堂へ食事に来た人など、この日はにぎわっていた。神戸や八王子ナンバーの車などもあって、ずいぶん遠くからも来られているようであった。

ソラノネ食堂では、地元産の食材で、野菜カレーや鹿肉カツサンドなども食べられる。実に美味しそうな匂いがしていた。
帰りに、ブルーベリージャムなどをお土産に買ったけど、これも純な味。
朝食のパンにそれを塗りながら
「また行こうな!」と、嫁さん、息子と今朝も話したのである。

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2008.10.11

山科・大乗寺の酔芙蓉

山科の旧東海道沿い、日ノ岡ホッパラ町から西へ、車両一方通行の細い山道になってるところを登って行くと、大乗寺という小さなお寺が斜面にへばりつくようにあります。
ここは、酔芙蓉で知られるところ。3年前の10月14日に初めて訪れました。(その記事はこちら
その直後に脳梗塞で入院してしまい、以来2度の秋にスルーしてたのですが、今年10月9日、再訪できました。

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買ったばかりの自転車で行きました。
一応6段変速車だけど、上り坂ではさすがに押しました。へばりました。

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静かな境内は、酔芙蓉で埋め尽くされています。
これ、ほとんどが鉢植えを並べてあるのです。

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正午ごろに訪れたのですが、まだ今朝開いた花は純白のまま。
前日色づいた花は固く閉じられ、その対比が鮮やか。

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酔芙蓉は高く茎が伸びて、圧倒されます。
すぐ近くに山が迫っていて、反対側は蹴上へと続く道の谷で、実に空が狭い。
山間の小さな別天地という雰囲気。

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ただし、この時期、まだ蚊が多くて、お寺の門にはたくさんの団扇が備えてあり
「これで蚊を追いながら参拝ください」と注意書き。

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近所に住んでいても、なかなか見に来れないものですが、思い立ったが吉日ですね。
そろそろこの花の時期も終わるでしょうか・・・

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2008.10.03

闇に聳える八坂塔(2)

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八坂通を歩いて八坂塔に突きあたり、塔を回って東側から見るようになると、ご覧のとおり、塔を照らす光は全く違う色になっている。そう、光源が変わったのである。
中華料理店とほぼ反対側、東北から、オレンジ色のライトが照射されるようになっていたのだ。

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ほぼ真下から見上げると、廂の裏に、西側からの白い光と東北側からのオレンジの光が交っているでしょ?
これで、夜の八坂塔はますます美しく、妖しく感じられるようになったと思う。

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このあたりの道は石畳が敷かれて京都らしい風情に満ち、昼は観光客が絶えないところだが、この夜はまったく人影がなかった。

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闇に濡れたように光る石畳に惹かれ、ついつい、石塀小路まで足を伸ばした。
自分の足音のほか、ほとんど物音が聞こえない。
耳を澄ますと密やかな虫の音色に混じって、幽かな三味線の音が。
妖美に輝く八坂塔に幻想を誘われた夜だった。

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2008.10.01

闇に聳える八坂塔

異形コレクション「京都宵」という本を紹介したが、その表紙は、夜の八坂塔の写真だった。
昔から、わしもその景色には惹かれていたが、まだちゃんと撮影したことがないのに気づいた。
そういうわけで、今夜、暇を盗んで、20分ほどで撮影したのが、以下の写真である。

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東山区八坂上町にある「法観寺」という寺院が、八坂塔(やさかのとう)なのである。
もともとは、いろんな伽藍が備わっていたのだが、戦火などで失われ、塔しか残っていない。
創建には、渡来系豪族・八坂氏が携わったらしい。八坂神社もそう伝わっている。
この塔は、いつの頃からか、京都で政権を握った者が旗を立てる場所となっていたという話も、どこかで読んだ。
塔の上階から旗印を掲げると、京都のどこからでも見えたそうだ。

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八坂塔を見るには、東山通りから東へ上って行くのが早い。
この道、その名も八坂通。両側には商店が並んで「塔の下商店街」を形作っている。
ところで、この写真は、シャッターを開けている時間の長い「夜景モード」で撮ったのだが、当然手ブレが多い。

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ブレの少ないオートモードで撮ると、こんな感じ。肉眼で見た目は、こっちの方に近いので、念のため。

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八坂塔は、ずいぶん昔から夜間ライトアップされている。
塔の下商店街の一商店である中華料理屋さんが、身銭を切って毎晩照らしたはるのだと聞いた。
実に有難いことである。

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ただ、わしはこの塔の照らされ方が、あまり好きではなかった。ほとんど真下から光を当てると、人の顔でも異様に見えるものである。ほら、懐中電灯で他人を脅かす時に、よくやる、あのやり方。
八坂塔のライトアップも、そんな感じで塔の魔性をあぶりだしているような気がして、ちょっと怖気をふるっていたのだ。
しかし、近年、なんとなくその雰囲気が変わったような気がしていた・・・(続く)。

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