高野川のほとり

わしが、京都に出てきて最初に住んだのは、左京区高野である。
高野川の左岸、流れのほとりの、ほとんど観光名所とは無縁の場所。
ここでも、秋は美しく木々が紅葉する。

堤には、延々と桜並木が続き、春の花も見事だが、秋の葉の色も捨てがたい。

高野川は大原の奥に水源を発し、今出川の賀茂大橋のかみで、賀茂川と合流すると鴨川になる。左岸にある高野から見て対岸は下鴨の地だ。

かつては高野には、鐘紡の巨大な紡績工場があり、その周りに型附友禅=捺染(なせん)の中小零細工場が林立する工業地帯だったそうだ。
いま、鐘紡工場の跡地に建っているのは、高野団地である。

コンクリートの集団住宅が建ち並ぶ中で、住民の集会所として、鐘紡時代の建物が一部分残されている。
そのレンガ壁に、街路樹のフウの紅葉が映える。

これは、かつては、工場の正面玄関だったそうだ。
わしが京都に来た頃は、高野団地もまだ新しかったけれど、敷地内の木々も大きく育って落ち着いた風情。
レンガの集会所はさらに一層、風格が滲んでいるようだ。
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コメント
いいところに住んでおられたのでございますねぇ(^^)
ほんと、油絵の色ですね。
もうちょっとすると、無残な色になるんですよねぇ
ありゃ、いらんことを言ってしまった(笑)
今年は、落ち葉を見るとつい気になってしまうのでございますよ。
社守なもので。。。^^;
12月13日でやっと終わりですぅ
投稿 れこりん | 2007.12.06 21:26
☆れこりんさん、社守と申しますと、やはり、境内の掃除が大変なのでしょう?まことにご苦労様です。それは落ち葉が気になってたまりませんね。
竜王町でもライトアップされるとのことですが、残念ながら見にいけそうもないです。
でもそのうち・・・
投稿 龍3 | 2007.12.06 23:34
夜の高野住宅煉瓦壁もいいですね。
あのあたり夜ともなると一段とひっそりと静かになるでしょう。。
今年はやっと高野住宅の紅葉を見ることができました。
投稿 yume | 2007.12.09 21:35
☆yumeさんも、高野川のほとりを歩かれたのですね。夜は、静かな住宅地であります。庶民の町です。わしはここで暮らした時間が、ずいぶん長かったような気がしますが、ほんまに京都のあちこちを転々としてますな。
投稿 龍3 | 2007.12.10 13:39
いつも見慣れた高野あたりの風景も龍3さんの美しい写真で見違えるようです。
団地の紅く紅葉している木はフウっていうのですか。紅い色がすごく鮮やかで、燃え盛っているようです。
団地の東側、叡電の沿線や南側にかつての染工場の跡が少しだけ残っていて、工業地帯の名残が見られましたが、それもだんだん少なくなって来ました。
投稿 vivasan | 2007.12.12 08:40
☆vivasanさん、団地の紅い葉っぱのフウ、ほんまに美しく成長しましたね。わしにとっては欠かせない紅葉のスポットで、毎年見上げております。
かつての染工場、ほとんどが駐車場かマンションか、ワンルームマンションになってしまいましたね。団地の南側に妙に小規模なマンションが多いのは、ほとんどが染工場跡地だからだそうです。一番でかい「ルネ下鴨」の前身「杉本練染」は結構大きい工場で、巨大な煙突が立っていたのをわし、覚えておりますが。
投稿 龍3 | 2007.12.12 10:08