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2007.07.11

緑の中の南禅寺(2)方丈庭園

しばらく帰省やら何ならで、間が空いてしまいましたが、南禅寺の続きです。

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法堂を過ぎ、拝観料を払って本坊に入る。書院などを横目に広い廊下をたどって、国宝の方丈へ。
方丈の南庭が、小堀遠州作として、国の名勝指定の枯山水庭園。
俗に「虎の子渡し」と呼ばれているやつであるが、どうもこの日のわしには、なんか「ぼやけた感じだなあ」と印象が良くなかった。

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どうしたわけかと、パンフの写真と見比べてみる。石と庭木が、塀際に固まっていて、白砂の空間が広いのがここの特徴なのだが、石を囲む樹木と苔が枯れ気味で勢いがないのだ。
借景を成す山々の緑が、獰猛なくらい威勢良いので、余計に萎びて見えたのかと思う。
それでも、座ってじっくり眺めていれば、良さがわかってきたのかもしれない。しかし、蒸し暑くてそんな気になれない。

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方丈を囲む庭は、こういう鋭敏な感覚のものもあった。

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しかしやはり、苔の緑が目に潤いを与えてくれる。

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山際には、こういう垣根が築かれていて「南禅寺垣」と立て札があった。覆いかぶさる木々の緑が圧倒的である。

方丈の内部には、狩野派描く襖絵が重厚かつ華麗に並んでいたのだが、あまりにこの日は湿気が多くて、さぞかし絵の保存には悪条件なのではないかと心配になってしまった。畳も襖も湿り気を吸って波打つような気候だったのだ。

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コメント

先日、朝から南禅寺へ行きましたが、観光客が向かう本坊とか三門はパスして、金地院、天授庵、南禅院と塔頭ばかりまわってしまったのでした。
というのも、「虎の子渡し」が世間で言われるほど良い庭とはあまり思えないもので・・・。

でも、方丈には面白い枯山水があるようですね。
これを見に、南禅寺へまた行ってみようかしらん・・・。

投稿: karesansui | 2007.07.13 20:42

☆karesansuiさん、南禅寺方丈には、確かに「虎の子渡し」のほかにも庭園があり、どれもわりと新しいものでしたよ。
わしとしては、南禅院が素晴らしかったので、そっちの印象に埋もれてしまってはいますが。

というわけで、南禅院やら水路閣やら、貯めてあるのを早くアップさせねば。

投稿: 龍3 | 2007.07.16 00:28

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