« 2007年5月 | トップページ | 2007年7月 »

2007.06.29

緑の中の南禅寺(1)プロローグ

6月26日、梅雨の晴れ間に、南禅寺を訪れてみました。
振り返ってみると3年ぶりです。しかもその時は門前で食事した後で、境内を散策しただけだったので、ちゃんと拝観したのはもう、一体何年前なのか記憶にありません。

0706nanzenji_0031
境内に踏み込むと、樹木のみどりが圧倒的です。湿気と温度に、植物たちが歓喜しているのが肌で感じられる雰囲気。石畳もしっとり濡れている感じでした。

0706nanzenji_0041
ここの三門は、歌舞伎で石川五右衛門が「絶景かな」と叫ぶ台詞で知られているのですが、現在建っているものは大阪夏の陣のあとに藤堂高虎が寄進したものだそうで、五右衛門がたとえ実在していても、これに登ったわけではありません。

0706nanzenji_0051
三門の向こうは、さらにみどり溢れる異次元境。

0706nanzenji_0061
参道の両側、高い木が立ち並ぶ間を、苔のみどりが埋めています。

0706nanzenji_0071
そうしてたどりついた法堂。両脇の花灯窓が高雅。内部は入れませんが、金網越しに覗けば、天井に素晴らしい龍の絵があります。今尾景年描くところの、「畢生の大作」(南禅寺参拝の栞より)。絵の向きが、本尊側から見るようになっているため、龍の顔をちゃんと見ようとすると、身体を捻じ曲げねばならないのが辛かった。

このあと、本坊を拝観し、水路閣を眺め、南禅院を拝観しました。(続きます)

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2007.06.21

今熊野商店街の紫陽花

070620_0011
相変わらず、京都の花の名所などはなかなか足を向けられないのであるが
今熊野商店街にも、見事に紫陽花が咲いている一画があるので、何とか慰められている。

070620_0021
今年も瑞々しく、多彩に楽しませてくれている。
すぐ横を車が轟々通って行く、東山通なのである。

| | コメント (12) | トラックバック (0)

2007.06.16

琵琶湖博物館の魚たち 2007

昼はやたら陽射しが暑く感じられるようになり、今日などかなりばてました。
先週行った琵琶湖博物館の魚たちの写真で、少しは涼んでいただければ。

Bihaku1


Bihaku5


Bihaku2


Bihaku3


Bihaku4


Bihaku6


Bihaku7


Bihaku8


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.06.13

うちの猫にかこつけて

0706sakaireimen_0011

あ~あ、わし、今まで何してきたんやろ。恥ずかしいわ。

0706sakaireimen_0031

へ! いまさら何言うてんのん。

| | コメント (8) | トラックバック (0)

2007.06.09

中華のサカイの冷麺

0706sakaireimen_006

先週、大徳寺を拝観に行って、是非その昼食に寄りたいと思っていたのが、大徳寺の東横、新大宮商店街にある「中華のサカイ」であった。
でも、わし、思い立って何か食べに行くと、恐ろしいほどの確率で「定休日」にぶち当たるのだ。で、先週はまさにそれ、月曜定休日(涙)

そういうわけで、今回、改めて食べに行った(笑)

新大宮商店街のお店のほとんどが、地元民向けの庶民的なお店である。ここもまた、小さな中華料理店。特に凝った雰囲気はない。近所の人や仕事途中に営業マンが寄るお店。
でも、ここの中華そばと冷麺(年中やっている)は何故か有名。
わしも昔、職場の先輩に何度も連れて行ってもらった。

写真が、その冷麺なのだが、注文すると「ハムですか、焼豚ですか?」と聞かれる。
ハム入りが630円、焼豚のが680円。わしは焼豚を注文したが、ハムのほうがこの味には合うかなと思う。
具はハムまたは焼豚のほかは、細切りキュウリと、刻み海苔だけなのである。
太目の麺は茹でるのに結構時間が掛かるらしい。同時に注文した餃子のほうが先に来た。
特製のタレが特徴的な味を奏でるのだが、わしには辛子とマヨネーズと胡麻ドレッシングを混ぜたようなものと感じられる。かなり甘いのである。
でもたちまちツルツル食べてしまい、タレも意地汚く啜ってしまい、「ああ、大盛を頼めばよかった」と後悔した。

店からほんの少し離れて、この店の駐車場があり、わしは午前11時、開店と同時に停めたのであるが、食べ終わって車に戻ったら、もうほとんど満車だった。
新大宮商店街は、10年以上前に『コミュニティ道路』と称して両側に洒落た石を敷き詰めた歩道を作り、街路樹を植えたそうな。歩道の縁が妙に曲がりくねり、車はスピードを出せないようになっている。歩いて買い物をしてもらおうという発想なのだろう。
以前は対面通行だったが、今は南向き一方通行。考えてみればわし、ここを車で通ったのは初めてだ。歩いて、自転車で、バイクで、青春の日々に馴染んだ商店街だった。
あの頃より、サカイの冷麺は、ほんのすこし、辛子が利いて胸に沁みた。

| | コメント (9) | トラックバック (0)

2007.06.05

太秦の広隆寺

0706koryuji_0011
太秦(うずまさ)というのは、京都の地名の中でも難読のほうだが、映画村という著名な施設もあって、わりと知られているのではなかろうか。
しかしここにある最も根本的なものといえば、山城の国で最古の寺、広隆寺であろう。

0706koryuji_0071
この写真が霊宝殿で、ここに、国宝第一号として知られる、弥勒菩薩像がある。
国宝シリーズをblogで連載しているtakebowさんに、この像のことを思い出させてもらい、中学時代の修学旅行以来、何十年ぶりかで訪れてみた。

0706koryuji_0091
何せ記憶はほとんど朧で、境内の池にこんな睡蓮が咲いていたのは、望外の喜びであった。

0706koryuji_0101

0706koryuji_0081

霊宝殿のほかには、余りひと気もなく、静かな佇まい。境内から出れば、太秦の地は、ひじょうに賑やかで生活観溢れる土地なのだけれどね。

0706koryuji_0061
当然ながら、霊宝館内は撮影禁止。
弥勒菩薩像はやはり、素晴らしいものだった。
その優美、繊細、気高さは、人間が造り得たのが奇跡かと思う。
端正でいて柔和であり、しかも凛としている表情。
たおやかな腕と、絶妙のカーブを描く指。
人間離れしたほっそりした上半身と、それを受け止めてバランスを保つ下半身。
いくら言葉で描写しようが、その美しさをどれほども表現できないのが、口惜しいなあ。

国宝が20、重要文化財が48もこのお寺にはあるのだ。
弥勒佛も、著名な赤松作りの像のほか、百済伝来の『泣き弥勒』と呼ばれるものは、実に可愛らしく、確かに泣き顔にも見えて、しかも荘厳だった。
不空羂索観音、十一面千手観音の巨大な立像も圧倒された。
十二神将の精緻な造型も魅力的だった。

渡来人を祖とする秦氏の根拠地、太秦。その精神的中心であった広隆寺。
霊宝殿の薄暗い空間で、数々の仏像を前にしていると、心ははるか古代に飛ぶのである。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

« 2007年5月 | トップページ | 2007年7月 »