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2006.05.29

花山天文台で天体観望会

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清水寺から東に向かって、東山連峰の峰の一つに、花山天文台があります。
正しくは「京都大学大学院理学研究科附属花山天文台」です。
昭和4年に設立されて、77年に及ぶ日本有数の歴史ある天文台。
山科のわしの住まいから、輝く銀のドームが見えて、ずっと中に入ってみたいと思っていたのですが
ついにこの5月27日、「第一回天体観望会」が開かれ、往復はがきで応募した抽選に当選して、参加することが出来ました。

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地下鉄蹴上駅に夜7時に集合し、ミニバスに分乗して、東山ドライブウェイ経由で、山の上に到着。
あいにく空は一面の雲で、星を見ることは出来ませんが、憧れのドームを前にして胸が高鳴ります。

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息子もわくわくして、歴史のしみこんだ階段を駆け上がっていきました。

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おお、これが45センチ屈折望遠鏡です!
レンズはツァイス製。もともとは30センチのものだったそうで、ドームもそれにあわせて設計されているため、まっすぐ焦点をあわせるだけの容積がなく、二つ折りの形にしてあって、接眼レンズは対物レンズのすぐ近くにあります。そのため、覗くためには望遠鏡の傍らに、エレベーターがありました。乗せて貰いましたが、これが、フォークリフトを大きくしたようなもので、揺れてスリル満点(苦笑)

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曇天で星は望めなかったものの、ドームの旋回、開閉の実演もしてくださり、
「おお、動くぞ!かっこいい~~」と喝采しました(^^)

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そして、ドームの外周にあるベランダから見た夜景の素晴らしかったこと。
写真で見えるドームは、別館18センチ太陽Hα望遠鏡ドームで、その向こうに京都の市街の輝きがあります。

望遠鏡見学の後、小さな教室でスライド・ムービーを上映しながらの講演を拝聴しました。
講師の台長、案内の大学院生さんたち、皆笑顔で素人の我らを歓待してくださり、楽しい時間でした。
わしとしては、宮澤賢治の「銀河鉄道の夜」のような雰囲気を味わわせてもらった気分で、大満足です。

設立当時は理想の観測環境だった花山天文台も、いまは溢れる街明かりで夜の観測はあまりできず、太陽活動の観測に重点を置くと共に、学生の実習教育に力を入れているそうです。惑星などの観測は、昭和43年に設立された飛騨天文台に主役を譲りましたが、そこで集めたデータや、人工衛星からのデータなどは、花山天文台が集積、解析しているとか。

天体観望会は今回が初めてだったようです。わしが参加したのはどうも「ファミリーコース」だったらしく、家族連ればかり数組、15人程度でしたが、その次の集団(嫁さんによれば男性ばかりだったようで、「天文オタクコース」か?・笑)も来ていました。
そしてこれからも、こうして一般市民を対象にしたイベントを開くと聞きました。
次回は8月5日を予定しているとのこと。また、9月末にはより参加しやすい「一般公開」を行うとのことです。

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コメント

うわ~、いいですね!!
抽選にあたるなんて、すごいですw
星が見えなかったのは残念でしたが、街の眺めが素晴らしい。
いいな~。

ところで、昨日、祇おんかにかくにでランチしてきました~。
おいしかった!!
TBさせていただきますね。

投稿: よりりん | 2006.05.29 08:53

よりりんさん、後から知ったのですが定員60名ということでした。競争率は何倍くらいだったのかな?
星空は見えなかった代わり、数日前に望遠鏡で撮影した映像をいっぱい見せてもらえましたよ。そしてここからしか見えない夜景は素晴らしかったです。
「祇をんかにかくに」のランチ、満足されたようで、わしとしても嬉しいかぎりです。

投稿: 龍3 | 2006.05.29 11:13

京都にこんなところがあること知りませんでした。
異国の風景みたいです。
私の場合、天体観測よりも建物に興味をそそられます。

滋賀の田上にも天文台があるんですよね。確か。
そして鉱物博物館もあります。田上山では水晶がたくさん取れるんです。小学校の時、よく男の子が拾ってきた水晶を教室でみんなに見せびらかしてました。。
たくさん机の上に並べてました。

投稿: yume | 2006.05.29 15:16

これは素晴らしい。東山の上にこんなのあったんですね。知りませんでした。ただ、京都の街が明るすぎてちょっと違和感がありますね。

投稿: takebow | 2006.05.29 16:26

☆yumeさん、観光施設でないことはもとより、見える場所も限られているのでご存じないのも無理はないと思います。建物は、つねに現役の観測に使われてきたので修理が重ねられ、そんなに古ぼけた感じはしませんが、アカデミックな風格は随所に感じられました。
滋賀にも天文台ありますか。そして水晶の山は、わしの田舎にもありました。星と鉱物が好きなことは、宮澤賢治もそうでしたし、俗世を離れたロマンの世界ですな。

☆takebowさん、あるんですよ、こんなのが(^^)
設立当初は、京都の街の明かりは、全部清水山でさえぎられてしまって、ほんまに天文台のあたりは真っ暗だったそうです。それが今や、一番下の写真にも見るとおり、灯火明るすぎて惑星観測などの第一線には立てなくなったとか。

投稿: 龍3 | 2006.05.30 00:34

龍3さん、こんばんは。
空をぼーっと見るのが好きです。
特に月や星は、宇宙の大きさを感じさせてくれて・・・。
でも天文台は明石くらいしか行ったことがありません。
龍3さんのお話を伺って、花山天文台に憧れてしまいました。
夜景も本当にきれいですね・・・。
ぜひ行ってみたいです!

投稿: 蒼葉月 | 2006.05.31 00:53

蒼葉月さん、おはようございます。
明石の天文台は花山のより有名な気がします。
植物園とか青少年科学センターとか、子供を連れて行く機会が増えて、憧れの花山天文台の公開情報も視野に入りました。
是非機会があれば行ってみてください。

投稿: 龍3 | 2006.05.31 09:16

地元の高校生が天文実習をしているのは聞いていましたが、一般の人にも開放されてるんですね。
この位置だと山科盆地は見渡せるでしょうか。

投稿: piita | 2006.05.31 22:34

piitaさん、今までも年に一回くらい、秋に公開していたらしいです。今後、一般向けに公開が増えると言うてました。
ドームに登ると、見晴らしは良いです。山科方面も見渡せます。でも、将軍塚ほどには大きく夜景は見えませんでした。あまり夜景観賞のほうに配慮はしてくれなかったので、ほんまはもっと見えるのかもしれませんが。

投稿: 龍3 | 2006.05.31 23:00

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