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2006.04.14

大石神社の桜

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今熊野から、東山を越えて山科にでる細い曲がりくねった道があり、「滑石道」と呼ばれているが、江戸時代、ここを通った一番有名な人物が大石内蔵助。山科の寓居から毎晩、洛中に遊びに通ったと伝えられる。
それで、山科の滑石道の入り口近くに、彼を祭神として祀った「大石神社」がある。
山科区挙げての「義士祭」で知られるここ、桜も美しいのだ。訪ねた13日はソメイヨシノが満開だった。

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ここには「大石桜」と名のある大きな枝垂桜があって、今年も2日に「さくらまつり」が行われた。

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残念ながら、わしは今年もこの花の満開に間に合わず、御覧のようにかなり散ってしまっている。

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大石神社の建てられたのは昭和10年で、この枝垂桜はそれ以前からこの近くに生育していたのを境内に植え替えたらしい。
「大石桜」ともてはやされるようになったのは戦後だという。

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小さな境内であるが、なかなかユニークな狛犬が迎えてくれる。狛犬の後ろに見える建物は宝物殿で、赤穂義士の遺品のほか、東映歴代大石役俳優の写真なども飾られている。

武士の鑑とされる赤穂義士と、潔く散る桜がよく似合う・・・と、ここに桜を植えた人々は思ったのだろうか。
しかし、ことさらに人に「散る」ことを賛美・強要した時代は余りに残酷な時代であった。
心穏やかに桜を眺め、美酒を酌み、家族や友と楽しめる日々を、いつまでもと思う。

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コメント


満開の桜に出会うことの
難しさはかねがね思いますね。
自分がみてこれが満開だと思うのが
一番いいのですが。

投稿: 松風 | 2006.04.14 23:15

松風さん、桜に関しては、どの段階で見るのが好きかも、人によって違いますね。まさに花の盛り、清新なやつが好きという人も居れば、はらはらと花びらが散っていくのが好きという人も多いでしょう。
>自分で見てこれが満開
という見極めも、なかなか難しいですね。

投稿: 龍3 | 2006.04.15 10:58

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