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2006.03.15

東福寺の涅槃会

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東山区本町の東福寺で、3月14日・15日・16日と涅槃会が行われています。
今日15日、晴れ渡った空の下、去年に引き続いて訪ねてみました。
この巨大な本堂の中に、「大涅槃像」が掲げられているのです。

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ここは、写真撮影が禁じられていなかったので、写真を掲載してみます。
画僧として著名な、兆殿司(ちょうでんす)が、1408年に描いた雄大な絵で、横7.4メートル、縦14.5メートルもあります。画面下部の動物群のなかに、猫が描かれているのが珍しいそうで、「古よりこの猫は魔除の守護ありと伝えられる」とのこと。「白像の前足の辺りに描かれている」と案内のお坊さんが言っておられたのでしげしげと見てみましたが、遠目で暗い堂内のことで、はっきりとはわかりませんでした。
スケールの大きい絵ですが、釈迦の入滅を嘆く天人や人間、禽獣が丁寧に描かれ、その悲しみの表現はとても人間味溢れて優しい絵柄です。

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本堂天井には、堂本印象画伯が描いた巨大な龍がいて、これは、「京に棲む龍」でとりあげます。
ちなみにこの本堂は昭和9年に出来たもの。、明治14年に焼失した仏殿と法堂を、一つにして再建したものだそうです。焼失した仏殿には、高さ15メートルの釈迦如来像があって、東福寺は「新大仏寺」とも呼ばれていたとか。その亡き大仏の左手だけが、本堂の内部、大涅槃像に向かって右端にひっそりと奉られていました。どんなに大きな仏像だったか、これを見るだけで想像できます。

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国宝の三門や龍吟庵も特別公開されています。去年見た時の記事はこちら
大涅槃像を拝して本堂を出ると、東側の塔頭・最勝金剛院の参道入り口に、白梅・紅梅が綺麗に咲いていました。

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そしてその梅の樹の横では、甘酒接待が行われていて、一杯頂きました。晴れてはいてもまだ寒く、本堂内はかなり冷えたので、熱い甘酒がとてもありがたかった。
写真で甘酒の横に置いてあるのは、「花供御」と書いて「はなくそ」と読む、涅槃会のお供えとして本堂内で売られている「あられ」です。中身はもち米のあられのほか、バターピーナッツ、そして黒大豆!が入っていました(笑)。どう考えたって「鼻糞」と思ってしまいますが、そういうユーモアも仏教にはあって、おおらかで良いなと思うのです。

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コメント

はなくそですか(笑)

お寺さんでもこういうお遊びあるんですね。
楽しい♪他にもこういうのないですかね??

投稿: PATA | 2006.03.16 23:28

PATAさん、「こういうの」になるかどうか・・・
北野天神の近くに、浄土院というお寺があって、豊臣秀吉が立ち寄り、茶をくれと言ったところお湯しか出してくれなかったそうで、秀吉が「湯だくさん茶くれん寺だ」と笑ったとか。「○○山×蓮寺」という、ありがちなお寺の称号にあわせた駄洒落ですな。

投稿: 龍3 | 2006.03.17 00:22

ハハハハハ(笑)
どっかの動物園にも「ゴリラの鼻くそ」ってお菓子があるそうです!

ここの天井の龍は、動いて見えますか?
動きそうな迫力ですが(^_^;)

投稿: れこりん | 2006.03.17 19:31

れこりんさん、「ゴリラの鼻くそ」って、わしもどっかできいた覚えがありますわ(笑)
奈良には確か「鹿のフン」というお土産が(爆)
きりがないのでやめませう・・・

ここの天井の龍は、とにかくでかいです!雲の中で蠢いて見えますよ。

投稿: 龍3 | 2006.03.19 00:53

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