桜・吹雪
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3月29日、わしにとっては、とっておきの梅と桜の花が見れました。

東山の泉涌寺の塔頭・雲龍院の庫裏前にある、「はねずの梅」がついに咲き始めています。
今日はものすごく寒空だったのですが、八重の花を力強く開いていました。静かな境内、綺麗な杉苔と背景も素晴らしく、枝ぶりも整っていて、とても好きな樹です。

夜、平安神宮の東南、琵琶湖疏水に掛かる冷泉橋西詰を少し南に行ったあたりで、一本の枝垂れ桜がライトアップされていました。ちょっと無粋なフェンス越しになるのですが、見事な大樹で見惚れてしまいます。岡崎界隈で最も早く咲く一本で、毎年心待ちにしているのです。
ココログの具合がなんか不安定で、コメントを書くにもいつもと違う妙な画面だったりしますので、とりあえず写真一枚ずつ紹介し、本格的な記事はまた改めて載せます。
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家族で淡路島へ一泊旅行へ行って来ました。
息子の保育園の卒園式を終えたその足で、愛車マーチ(旧型)で高速道路を突っ走り、京都から2時間で到着。

高台にある、ハーブをテーマにした宿泊・温泉施設『パルシェ』というところへ泊まりました。

いろいろなハーブを漬け込んだ露天風呂から、海に沈む夕陽が見えて、身体も心も洗われる思いでした。

翌日は、「イングランドの丘」という、農業テーマパークみたいなところで遊びました。ここに咲いていた菜の花が、この旅では一番印象的な花でした。
親戚が企画してくれた旅行だったのですが、淡路島は全島至る所に観光スポットがあり、様々な施設が出来ていてびっくり。今回はほんまに駆け足だったので、また、ゆっくり行って見たいと思いました。
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東山区本町の東福寺で、3月14日・15日・16日と涅槃会が行われています。
今日15日、晴れ渡った空の下、去年に引き続いて訪ねてみました。
この巨大な本堂の中に、「大涅槃像」が掲げられているのです。

ここは、写真撮影が禁じられていなかったので、写真を掲載してみます。
画僧として著名な、兆殿司(ちょうでんす)が、1408年に描いた雄大な絵で、横7.4メートル、縦14.5メートルもあります。画面下部の動物群のなかに、猫が描かれているのが珍しいそうで、「古よりこの猫は魔除の守護ありと伝えられる」とのこと。「白像の前足の辺りに描かれている」と案内のお坊さんが言っておられたのでしげしげと見てみましたが、遠目で暗い堂内のことで、はっきりとはわかりませんでした。
スケールの大きい絵ですが、釈迦の入滅を嘆く天人や人間、禽獣が丁寧に描かれ、その悲しみの表現はとても人間味溢れて優しい絵柄です。

本堂天井には、堂本印象画伯が描いた巨大な龍がいて、これは、「京に棲む龍」でとりあげます。
ちなみにこの本堂は昭和9年に出来たもの。、明治14年に焼失した仏殿と法堂を、一つにして再建したものだそうです。焼失した仏殿には、高さ15メートルの釈迦如来像があって、東福寺は「新大仏寺」とも呼ばれていたとか。その亡き大仏の左手だけが、本堂の内部、大涅槃像に向かって右端にひっそりと奉られていました。どんなに大きな仏像だったか、これを見るだけで想像できます。

国宝の三門や龍吟庵も特別公開されています。去年見た時の記事はこちら。
大涅槃像を拝して本堂を出ると、東側の塔頭・最勝金剛院の参道入り口に、白梅・紅梅が綺麗に咲いていました。

そしてその梅の樹の横では、甘酒接待が行われていて、一杯頂きました。晴れてはいてもまだ寒く、本堂内はかなり冷えたので、熱い甘酒がとてもありがたかった。
写真で甘酒の横に置いてあるのは、「花供御」と書いて「はなくそ」と読む、涅槃会のお供えとして本堂内で売られている「あられ」です。中身はもち米のあられのほか、バターピーナッツ、そして黒大豆!が入っていました(笑)。どう考えたって「鼻糞」と思ってしまいますが、そういうユーモアも仏教にはあって、おおらかで良いなと思うのです。
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13日は大変寒かったのですが、時おり晴れ間もあり、東山七条の智積院を訪ねてみると、青空にまぶしいほどに梅が咲き誇っていました。
東山通から見える、庭園の西南角に、珍しい梅が咲いています。一本の樹なのに、枝によって白梅と紅梅が分かれて咲いているのです。
「京都あちらこちら」のpiitaさんは昨年から注目されていました。
そしてこれは「思いのまま」という種類ではないかと、「関西おいしいもの♪」のよりりんさんに教えていただきました。
智積院の広い入り口には、ユニークな狛犬?が一対あって、紅白咲き分けの梅は南側狛犬のずっと奥にあり、近くまで踏み込むことは出来ませんが、外の生垣越しに間近に見ることが出来ます。
早く咲いた紅梅が既に散っているのも、風情がありました。
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毎日、車で通っている東福寺の境内、霊源院という非公開の塔頭の塀越しに、大きな椿の樹があり、桃色の花をいっぱい付けています。

わしは今まで、椿の花というのがどうもごてごてして野暮ったく感じられ、好きではなかったんですが、この歳になるとどんな花もいのちの輝きをいとおしく感じます。そしてこの花の色は清らかで艶があって、好きになりました。

車を停めて写真を撮っていたら、修行僧らしい人たちが急ぎ足で、花の下を通っていきました。
☆piitaさんの「京都あちらこちら」には、この椿のほか、北門の桃桜の美しい写真が載っています。
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岡部伊都子先生には、その著作を読んで以来、ずっと私淑してきた。
一度もお会いしたことはないが、わしの「京都」と、「モノの考え方」についての師のお一人である。
先生の最新の著作「遺言のつもりで 伊都子一生語り下ろし」という本が、昨日の朝日新聞の書評に載っていたので、今日、四条通のジュンク堂で買ってきた。
先生のプロフィールについて、この本のカバーに書かれているものを下に引用する。
岡部伊都子(おかべ・いつこ)
一九二三年、大阪に生まれる。随筆家。相愛高等女学校を病気のため中途退学した。結婚・離婚を経て、一九五四年から執筆生活。伝統や美術、自然、歴史などにこまやかな視線を注ぎながら、戦争や沖縄、差別、環境などの問題を鋭く追及する。

わしが京都に来た19歳のとき、この本に出会った。
「観光バスの行かない・・・埋もれた古寺」新潮文庫 1975年初版
気取り屋で、余り人の行かない、京都の穴場を見つけたいと若造の身で思っていたわしは、タイトルに魅せられて買った。京都のお寺は、浄瑠璃寺、高山寺、曼殊院、泉涌寺、永観堂などくらいで、兵庫や奈良、大阪のお寺も多く紹介されていた。
繊細な感性溢れる文章にうたれるとともに、この本の中には、社会に対する鋭く切実な問いかけも含まれていたのに驚いた。曼殊院の黄不動画像に託して、当時日本を沸騰させていた日米安保条約改定への反対闘争に言及し、理不尽なものへの怒りを激しく書いていたのだ。

以来、わしは岡部先生の著作を探しては読んだ。
これも新潮社の本で、1976年刊の「京の手みやげ」
京千代紙、京ろうそく、京焼、清水人形など、優れた京都の手仕事が紹介されている。寺や神社のことしか頭になかったわしに、京都の職人技、ものづくりに集約した歴史と文化というものへの目を開かせてくれた。

そして、最新刊「遺言のつもりで 伊都子一生語り下ろし」藤原書店刊
生い立ちから、太平洋戦争のこと、筆一本で生きてきたこと、ハンセン病や沖縄、安保闘争などから社会への目を開いていったことなど、自身で語られた言葉をまとめた本である。
その言葉は、たとえば
「わたしは、先生と言われるのはいやや。『先生』という言葉を大事にしたいからな、学ばせてもろた人を先生と呼びたい。先生といわれるより、『いっちゃん』と言われるほうが好きや。 先生と呼ぶほうが無難やから、みなさん先生と言わはるけど、わたしはいやや。 本音が好きなんや。」
わしは、ほんまに岡部伊都子先生から、大事なことを学ばせてもろた。
だから、本音で先生と呼ぶ。
先生は今年83歳。この本は、先生の129冊目の著作である。
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女の子がいない我が家では、雛祭りを特にするわけではない。
でも、元女の子だった嫁さんの慰労にと、雛あられと春らしい和菓子を買って夕食後に楽しんだ。
和菓子は、今熊野商店街の「音羽屋」さんの、「いちご桜」と「黒豆大福」。
いちご桜は、初めて食べたけれど、新鮮なイチゴと漉し餡はよく合う。そして塩漬けの桜葉、とっても塩が効いていて、甘味に強いアクセントを付けてくれて、絶妙のバランス。
黒豆大福は、餅がとっても柔らかく、とろける口当たりであった。
ささやかな春の幸福。口福(^^)。
ちなみに、京都検定の受験勉強で、京都の雛祭りには「引千切」(ひちぎり)というお菓子が欠かせないと知った。
音羽屋さんにもそれらしいものはあったが、あまり数は置いてなかったようである。そのうち、息子がガールフレンドの雛祭りに招待されたら、貰ってくるだろうか(笑)
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今日・3月3日、東山七条界隈では、三十三間堂が無料公開で、イベントもやっているようでしたが、わしには寄る時間がありませんでした。
代わりと言うては罰が当たりますが(汗)三十三間堂の東隣、その地名も東山区三十三間堂廻り町にある、法住寺の門前、深紅の梅が花開いているのを通りすがりに見せてもらいました。

去年も紹介しましたが、ここには、白と紅の梅が門前を彩ります。紅梅は、竜宮城みたいな感じの門の手前左に堂々たる枝ぶりです。去年の記事はこちら

接写を試みましたが、肝腎の花にピントを合わせるのが難しく、失敗してます(泣)。
それにしてもこの紅は深く味わいのある色だなあ。
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