« 雨の出町商店街 | トップページ | 早春の蓮華寺 »

2006.02.20

さよなら・茨木のり子

bohimei

茨木のり子と黒田三郎が
青春をのたうってた俺の光明であり
彼らのような詩を作りたかった

凛として立ち、ジャンヌダルクみたいに
俺を叱咤した茨木のり子の詩
純情でボロボロで困ったオヤジで
だから大好きだった黒田三郎の詩

俺が真似して書いた詩は駄作ばかりで
誰の心も打つことは出来なかったが
今も俺は書き続けてる
俺にしか書けない何かを

「自分の感受性くらい
 自分で守れ
 ばかものよ」
  (詩・自分の感受性くらい・最後の部分 同名詩集より)

茨木のり子の叱咤は今も俺を鼓舞する

「    紙風船
 落ちてきたら
 今度は
 もっと高く
 もっともっと高く
 何度でも
 打ち上げよう
 美しい
 願いごとのように」
(詩・紙風船 詩集「もっと高く」より)

黒田三郎の呟きは今も俺の胸を潤す

押入れにあんたの詩集があったはずだと探したけど
あれは、詩友tokuちゃんが持ってたんだ
彼が茨木のり子なら、俺は黒田三郎を買うと
どっちかが持ってたら借りればすむと
だから、俺はあんたの詩集を買わなかったんだった
新聞に載ったあんたの写真に
さよなら と告げて
あした、あんたの詩集を探しに行くよ
新刊書店には
雑誌と株の儲け方本ばっかだろうけどな


|

« 雨の出町商店街 | トップページ | 早春の蓮華寺 »

コメント

流石、日文ですね。
小生もショックでblogに書き付けた。思潮社版の詩集を引っ張り出して。
「倚りかからず」まだ読んでいなかった。儂も手に入れようっと。

投稿: takebow | 2006.02.20 22:04

takebowさん、わしも、思潮社版の現代詩文庫を出そうと思ったら、黒田三郎のしかありませんでした。で、いろいろ思い出したわけで。
日文の、まぎれもない落ちこぼれでしたけどね、わしは(苦笑)

投稿: 龍3 | 2006.02.21 02:12

龍3さん

こんばんは。
綺麗な色の空ですね。
白じゃなくて肌色の雲なのがいいです(^^♪

>純情でボロボロで困ったオヤジで
だから大好きだった黒田三郎の詩
>新聞に載ったあんたの写真に
さよなら と告げて
う~ん、こう来るのですね。
さ~っすが!小説家。
凡人なのでうまく言えないのですが
想像力を働かせる表現ですね。


投稿: れこりん | 2006.02.22 20:51

れこりんさん、おほめの言葉ありがとうございます。
でも、茨木のり子さんは、わしなど及びも付かぬ強くて美しい表現の出来る詩人でした。
だからわしは、詩人になるのをあきらめたんですが・・・

投稿: 龍3 | 2006.02.22 22:23

TBありがとうございます。

「自分の感受性くらい」

この詩に出会った時の衝撃は
いつまでもここにあります。

投稿: win | 2006.02.23 01:36

winさん、ぶしつけにトラックバックいたしまして、失礼しましたが、こうしてコメントも頂いて嬉しく思います。
茨木のり子さんの詩に感動、衝撃を受けた人が沢山いたことを改めて知り、感慨に浸っています。

投稿: 龍3 | 2006.02.23 12:25

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/20826/8758941

この記事へのトラックバック一覧です: さよなら・茨木のり子:

» 茨木のり子さんありがとう [Wish!]
茨木のり子さん(本名:三浦のり子さん)ありがとう □□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□ 「自分の感受性くらい」 ぱさぱさに乾いてゆく心を人のせいにするな。 みずから水やりを怠っておいて。 気難しくなってきたのを友人のせいにするな。 しなやかさを失ったのはどちらなのか。 苛立つのを親近のせいにするな。 何もかも下手だったのはわたくし。 初心消えかかるのを暮らしのせいにはするな。 そもそもがひよわな志にすぎなかった だめなことの一切を時代のせいには... [続きを読む]

受信: 2006.02.23 01:32

» 「倚りかからず」 [キネマとかざぐるまの部屋]
「倚りかからず」を書いた茨木のり子氏が亡くなった。 「もはや できあいの思想には [続きを読む]

受信: 2006.03.05 19:57

« 雨の出町商店街 | トップページ | 早春の蓮華寺 »