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2005.07.20

清水焼団地・陶器まつり

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我が家のご近所、山科の清水焼団地で、第31回陶器まつりが開かれているので、今年も行ってみた。
7月18日・19日・20日の3日間の開催である。

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京都の町なかからは、五条通を車で東へ走り、東山トンネルを山科へ抜けてしばらく行くと、新大石道交差点があり、ここを南へ下がるとすぐに清水焼団地。窯元や問屋が多く並んでいて、普段は実に静かな街だ。このまつりのときだけは多くのテントが並び、問屋や小売店も戸を開け放って、色とりどりの陶器磁器ガラス器がきらめいている。

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「清水焼」は、現在、地元ではほとんど陶土を産出しない。他から土を買ってきて製作するのだ。使う土はもちろん、焼き方や色の付け方、絵柄などに統一された特色はないのである。窯元ごと、お店ごと、職人、作家ごとに全く違う焼き物を作っている。こんな陶磁器の産地は、日本、いや世界でも稀なのではあるまいか。
では、どこに「清水焼」の特色があるのか?
今は亡きわしの友人で清水焼の作家・イシさんが言っていた。
「京都で作るから清水焼なんや」
京都の街の風土、それに培われた感性が作る焼き物。伝統と革新のせめぎあいで磨かれた、洗練された感覚があってこその清水焼、であると。

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テントには手軽な価格の品が積まれ、格式あるお店の方では、料亭向けの品をはじめ、花瓶やら大皿やら茶器やらの高級品が特別価格で売られている。
が、我が家のお目当ては、粘土遊びをさせてくれるテント(笑)
係りのお姉さんが親切に息子の相手をしてくれた。

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粘土を無料でくれて、自由に遊ばせてくれるが、本物の型も用意されていて、招き猫やら舞妓さんの人形やら、試しに作ることが出来る。しかし、これは案外難しいのである。オカメの面をやってみたが、しわだらけの顔になってもうた(笑)

清水焼も景気の底にあると言われて久しい。清水焼団地に存続できるのも、大手の体力あるお店ばかりで、「うちはもうあそこにいるのは無理やった」という人の嘆きも聞いた。
京都を彩る美しきモノの一つである清水焼。いつまでも繁栄していって欲しいと思う。

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コメント

京都でつくるから清水焼

なかなか重い言葉ですね。
TBにコメントありがとうございます。
初日でかけましたが
なかなか駐車場へ入れませんでした^_^;

投稿: 松風 | 2005.07.20 20:18

あぁ、今年も行きそびれてしまいました。五条坂の方は何度も行ったんですが、地元にもかかわらず一度も行っていません。来年こそはとまた思っています。

投稿: piita | 2005.07.21 01:36

☆ 松風さん、こちらへもTB にコメント、ありがとうございます。
ご近所の強みで二日目、三日目と立ち寄りましたが、やはり平日は空いておりました。のんびり見れるのはいいですが、主催者からするともっと来て欲しい!でしょうね。

☆ piitaさん、清水焼団地の陶器まつりは、問屋や窯元のお店裏が覗けて、なかなか面白いです。お店の中には1000万円の飾り壷が鎮座していたり、こっそりと超安値の品々が並んでいたりしました(^^)

投稿: 龍3 | 2005.07.21 12:26

「京都で作るから清水焼」 心で作るということですね。

特に焼き物を集めているわけではありませんが、見るのは大好きです。
もう少し涼しい時期に開催されるといいんですけど。。 これも暑い夏にするからいいんでしょうね。

粘土細工懐かしいです。

投稿: yume | 2005.07.21 17:20

yumeさん、なぜか、ここの陶器まつりは、祇園祭の山鉾巡行の翌日から3日間と決まっているようです。八月になると、五条坂のほうでやりますが、去年はわし、そっちでは大雷雨に遭ってさんざんでしたな・・・
粘土細工、子供の頃さんざんやりました。今も得意です(^^)

投稿: 龍3 | 2005.07.21 23:55

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