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2005.04.20

西陣・桜巡り

今日、4月19日は光柔らかな春の好日。もうこんな日は、憧れの桜に会いに行こう!
いろんなものをうっちゃって、西陣目指して走っていってしまった。

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一番観たかったのが、「引接寺(いんじょうじ)=通称・千本ゑんま堂」の「普賢象桜(ふげんぞうざくら)」だった。
ゑんま堂はちょっと雑駁な感じがする庶民的なお寺であるが、紫式部供養塔を覆うように咲くこの花は、見ていると魂を吸われるような気がするほどに魅惑的である。

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花の中心に二本伸びている雌しべを、普賢菩薩の乗り物である、ゾウの牙に見立てて名づけられたそうだ。花びらの数は一つの花に100枚以上!そしてこの花は花びらが散らず、椿のようにぽとりと落ちるという。まだ、一つも落ちていなかった。

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ゑんま堂の北に、「上品蓮台寺(じょうぼんれんだいじ)」=通称・十二坊」があり、紅枝垂桜がまだ美しかった。静かで、観光臭のほとんどない境内は清々しかった。

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また千本通を南に戻り、ゑんま堂を通り過ぎて、千本上立売を東へ行くと、「雨宝院」。かつては広大なお寺だったそうだが、今はとても境内が小さい。だが、そこには溢れんばかりの花々。まず観たのは「御衣黄(ぎょいこう)」。珍しい緑色の花を咲かせるのである。

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八重の「歓喜桜」は、まさに花吹雪を散らして、見惚れる我らは歓声をあげるばかり。

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千本通に戻って、五辻通を西に向かうと、「大報恩寺=通称・千本釈迦堂」。花の檻のように枝垂れる「阿亀桜(おかめざくら)」はすっかり葉桜となっていた。だが、醍醐寺の五重塔の次に古い京都市内の建築物である本堂(1227年建立)の前には、八重桜が花開いて艶やかだった。「手弱女桜(たおやめざくら)」だろうか?

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上七軒を抜けて、北野天神を通り、平野神社へ。多種の桜で知られるここは、まだ幾種類も桜が競い合っている。
その中でこの「白雲桜(はくうんざくら)」は、実に清爽な感じで、晴れた空に似合っていた。

デジカメの記録メディアも電池も使い尽くすほど、沢山の名花を撮りまくっても、全行程2時間で回れる西陣は、すごいところである。
そして、この西陣・桜巡りは、京都をそれぞれの視点で鮮やかに写しているblogの方々に刺激を受け、沢山の示唆と教授を頂いた成果である。心からお礼を申し上げたい。

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コメント

昨日はいいお天気でたくさんのお寺を回ることが出来てよかったですね

この間 平野神社の近くまで行ったのに、今もたくさんの花が咲いている事をすっかり忘れていました。
本当に西陣にはたくさんの種類の桜 満載です。
今日 テレビで京都の桜の穴場を「インクライン」なんて言ってましたが、「西陣」こそ穴場かもしれません。
なんか、「穴場」のままで居てほしいなぁって思います。

龍さんの記事で、またいろいろと勉強になりましたよ。

トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせて頂きますね。

投稿: yume | 2005.04.20 04:54

雨宝院の御衣黄が満開ですね、すばらしい!今年はこの花のとりこになりました。なかなか家を出られなくて満開の時期をはずしそうで残念です。白雲桜の白い花と緑の葉の清楚な雰囲気もファンになりそうです。

投稿: piita | 2005.04.20 08:16

完全に魅了されましたね♪

投稿: 松風 | 2005.04.20 22:09

☆ yumeさん、陽気に誘われて行って見てよかったです。「インクラインが桜の穴場」と言っていたテレビ番組はひょっとして、「旅の香り時の遊び」ですか? あれ、わしも観てましたがお弁当が美味しそうだった(笑)
こちらこそ、勉強させてもろてます。おおきに!

☆ piitaさん、御衣黄は、平野神社にもありまして、19日には咲いていませんでした。まだ間に合うかと思います。白雲桜、写真撮ろうとしたら電池切れ!慌てて西大路に出てコンビニで電池買って戻ったんです。でも、太陽光線の具合が、その前のほうが綺麗だったんで残念でした(;;)

☆ 松風さん、おかげさまで、すっかり花にとりつかれた春となりました(笑)
昨日の雨で、さすがにいろんな桜も終りになったかな・・・

投稿: 龍3 | 2005.04.21 12:50

もう春も終わり、これからいよいよ新緑の季節ですね。
私は、出張仕事が続くことが決まったので、そのついででちょくちょく京都に行けそうです(笑)。

季節、季節の京都を感じられることは、本当に幸せなことだと思いますね。

投稿: karesansui | 2005.04.25 21:46

karesansuiさん、歓迎いたします。
桜はほぼ終わりましたが、輝く新緑の京都がお待ちしておりますよ(^^)

京都で暮らせる幸せを、やっと知り始めたりゅうすりーでした(笑)

投稿: 龍3 | 2005.04.26 00:25

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