巨樹11・東福寺のイブキ
涅槃会に参拝したときに気がついたこの樹は、巨樹というよりも銘木と言ったほうがふさわしい。
三門と仏殿との間、仏殿寄りに立っていて、高さ16.5メートル、胸高の周囲3.36メートルである。
東福寺開山の僧である聖一国師が、宋の国から持ち帰ったという由来を持つが、そうだとしたら境内のどの建物よりも古く、樹齢750年を超えることになる。
1700年ごろ描かれた境内図にも堂々たる姿が載っているし、江戸時代から古樹として有名だったそうだ。
明治時代に仏殿が焼失した際、北側の枝が損傷を受けて、切断痕が多数あるとのこと。しかし、樹勢は衰えを見せず、苔の色なのか、木肌の色彩に実に深みがあって見惚れてしまった。
京都にはこういう、ドラマを秘めた樹が数え切れないほどあって、風韻に深みを与えていると思う。
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コメント
ちょっと遅い時間ですが、こんばんは!
そのような由来がある木の存在を、今、初めて知りました!
「 ドラマを秘めた樹 」、まさにその通りですね。
今度、東福寺に行く時は、このドラマを秘めた樹を見てきます、ワクワクします。 涼
投稿 涼 | 2005.04.09 01:40
涼さん、こんばんは!
わしはこのblog始めて、そして昨年京都検定受けて、未知の京都を続々知ることになりました。はっきり言うて、京都に来た一年目に集中的にあちこち見物して以来、昨年に至るまで京都のことを勉強するのを怠っていた巨大な空白期といっていいようなものです。
涼さんのお力も借りながら、京都に秘められたドラマを見出し、創作に生かして行こうと思ってますんで、今後もよろしく。
投稿 龍3 | 2005.04.10 00:45