北但馬の「応挙寺」=大乗寺
週末に、学生時代の友人たちと年に一度集まっての飲み会。みんな、それぞれ住む場所が散らばってるので持ち回りなのだが、今年は兵庫県の北端、日本海に臨む香住町の民宿でやった。もちろん、カニをいっぱい食べて満喫したのだが、翌日、みんなで拝観した「大乗寺」というお寺が素晴らしかった。
わしが説明するよりも、大乗寺の公式ホームページが充実しているので、是非御覧になることをお勧めしたい。
ここの「円山派デジタルミュージアム」をクリックすると、江戸時代の天才画家、円山応挙と彼の一門が大乗寺に残した傑作の数々が、お寺で鑑賞するような臨場感を持って鑑賞できる。
山陰にも春の気配は届いていて、雪は少なかった。それでも、雪囲いに守られたお寺の建物の脇には、沢山の雪が溶け残っていた。巨樹に囲まれたお寺の中には、豪奢で繊細、華麗な絵が輝いていた。
応挙は京都に住みながら、大乗寺への恩返しのため、何年もここまで通い、幾多の大作を描き、そして最後の作品を描き上げて4ヵ月後に、京都で没した。
重厚な梁の下、障子越しの明かりで見る襖絵は、歳月を超えて鮮やかで力強い。弟子の描いた子犬たちの絵はなんとも愛らしい。実は30年ほど前に、ここの絵はかなり煤けてしまっていたので、京都の工房に頼んで「水洗い」したそうであるが、その折に見えるようになったという天女の絵もある。
ただ、残念なことに、拝観者の息などの影響か、ずっと鮮明だった岩絵の具にも劣化が出てきたため、もうすぐこれらの障壁画はすべて収蔵庫に収められてしまうそうだ。その後は精巧に複製したデジタルレプリカ(製作費・3億円!だとか)が飾られるという。
この傑作群を間近に見られるのは、今のうち!
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コメント
デジタルミュージアムすばらしいです。これほど充実しているのは初めてみました。
襖を開けるのも楽しいです。山科にも同じ名前の酔芙蓉が咲くお寺がありますね。
投稿: piita | 2005.03.08 19:59
久しぶりに出会う、友との語らい
いいですよね。
こちらも年に4回会うのですが
当方の身内の不幸で流れまして
4月になりました。
ほんとに息抜きができるので楽しみです。
そのあとの見る寺も格別だと思います。
投稿: 松風 | 2005.03.08 22:39
>piitaさん、ここのデジタルミュージアムには驚き、感心しました。ただ、やはり生で見る迫力は格別です!
わしも検索していて、山科に同じ名前のお寺があるのを知りました。機会があれば酔芙蓉を見に行こうと思います。
>松風さん、旧友と会うと、当時の気分に戻って伸び伸びしますよね。4月には存分に息抜きを楽しんでください(^^)。
投稿: 龍3 | 2005.03.08 23:59