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2005.03.17

涅槃会・東福寺篇


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大涅槃(ねはん)像が公開されるので注目される、東福寺と泉涌寺の涅槃会に行ってきました。
まずは東福寺から。
巨大な本堂に足を踏み入れると、堂内一杯の高さで掲げられた涅槃像に圧倒されます。像といっても彫像ではなく、画です。堂内での撮影は、わしはどこでも遠慮してるので、画像がなくて物足りないが、ご容赦を。
1408年に、明兆=兆殿司(ちょうでんす)という絵に傑出した僧が描いたもので、画中に猫が描かれている珍しいものでもあります。
しかし、その涅槃像も凄かったが、仰ぐと天井一杯にうねる龍の絵!その巨大さはもう、筆舌に尽くしがたいものでした。堂本印象作で、体長54メートルという壮絶な巨龍!ああ、写真撮りたかった!

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涅槃図公開中は、特別に国宝の三門にも登れます。前にも紹介したとおり、最古の三門にして、大仏様で作られた雄大なもの。楼上からの展望は絶景。そして、楼上堂内には、釈迦像、羅漢像、兆殿司描く天女や楽器、そして龍の絵が天井や梁を埋め尽くして壮観でした。

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また、楼上正面の扉をよく見ると、何かで彫った落書きが一杯あります。どれも漢字で古びていて、江戸時代あたりのものだそうです。けしからんヤツはそんな昔からおった様で(苦笑)

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あと、ここの塔頭の一つ、龍吟庵が特別拝観できたのも、得がたい経験。国宝の日本最古の方丈は、こけらぶきで、貴族の住宅である寝殿造のなごりがあるとのこと。

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また、重森三玲作の庭園が、龍吟庵の名にふさわしく、青龍を現す枯山水で、でっかい青石で作られた龍の頭部や、竹垣に稲妻の模様が組んであったりするのが、かなり具象的でアニメチックでかっこよく、面白かったです。

泉涌寺篇も一気にアップするつもりでしたが、力尽きたので、明日にします(^^;)。

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コメント

同じところに、行ってらっしゃいましたか(笑)。
私が東福寺と泉涌寺に行ったのは、14日です。

涅槃図を出しているところで堂内が特に撮影禁止でなかったのは、
東福寺だけだったと思います。
それもまた珍しいことですね。

猫は、本法寺の涅槃図(長谷川等伯作)にも書かれてました。
来月末まで見られますので、行ってみてはいかがでしょうか。
場所は、堀川寺ノ内です。

投稿: karesansui | 2005.03.17 12:55

江戸時代に落書きした人はどんな人なんでしょう。やっぱり旅の思い出とか、そんな感じなんでしょうか、とても気になりました。昔も今も人のやることはあんまり変わってないようでおもしろいですね。

投稿: piita | 2005.03.17 20:24

>karesansuiさん、やっぱり、東福寺本堂は撮影禁止じゃなかったのですね?ああ、撮れば良かったかな。実はばしばし一眼レフでフラッシュを浴びせてる人がいて、坊さんたちも何も言わなかったのです。でも、わし、なんか仏様にカメラ向けるの嫌なんだ(苦笑)。機会があれば本法寺も行って見ます。おおきに。

>piitaさん、江戸時代から、京都は観光地になっていたので、落書きはやはり、今の修学旅行生や観光客と同じじゃないですかね。
でも、ひょっとして、修行の辛さにキレた若い坊さんがやったのかもなあ・・・

投稿: 龍3 | 2005.03.18 00:21

龍3さん、おはようございます~♪
およっ、昨日、東福寺三門からの迫力ある写真に感動してコメントを書いたつもりが、載ってないところを見ると、失敗してますね~(^_^;)。
すいませんでした~。
今まで見たことのないアングルでの写真だったので、?どこだろ?って思ったら、三門の上からだったんですね♪
龍吟庵はまだ行ったことがないので、いい勉強になりました~。
今から泉涌寺の記事を楽しみに読みます~♪ 涼

投稿: | 2005.03.18 08:39

涼さん、こんにちは~♪
コメント書き込み失敗でしたか、それはわしとしても残念でした。
急な梯子段を昇ると、三門の上からの眺めは爽快。桜や紅葉の季節などさぞ美しいことでしょう。龍吟庵の方丈は地味な建物でしたが、庭が斬新で、静かな環境とあいまって、心澄む場所でした。

投稿: 龍3 | 2005.03.18 14:24

こんにちは。私も、東福寺と泉涌寺の涅槃会に行ってきました。泉涌寺は駄目だと言われましたが、東福寺は写真を撮ってきてしまいました。
京都には数年前から住んでいるのですが、最近暇になりまして・・・寺巡りを本格的にしてます。
つい最近ブログを始めて、私も京都を紹介してます。
(かなりコメントが素人的なんですけど)
またアクセスさせていただきますね。
更新楽しみにしてます。

投稿: ポレポレまるこ | 2005.03.18 19:38

けしからんやつ、確かにそうです。
ぼくも幼少の頃
けしからんやつで
文化財に悪戯しましたです(反省)

投稿: 松風 | 2005.03.19 00:00

>ポレポレまるこさん、ようこそ!
京都の寺社巡りは、汲めども尽きぬ泉ですね。まるこさんのblogも見せていただきました。画面がカラフルで、記事はとても丁寧、素敵な京都紹介になっていますね。これからも楽しみに見せていただきます。こちらも、よろしく。

>松風さん・・・どんな悪戯をしはったんですか(笑)でもまあ、こどもは皆、悪戯をして、叱られて、いろんなことを覚えていくんですね。息子相手に毎日苦闘しつつ、しみじみそう思います。

投稿: 龍3 | 2005.03.22 10:38

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