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2005.03.04

生き残っている明治の煉瓦造り

kansaitl

東山通の馬町交差点を西に、狭い道を行くと、東山税務署の隣に、煉瓦造りの建物がある。
「関西テーラー」と看板が出ているのだが、由緒ありげな建物だなあと思っていた。
やがて知ったその由来。明治時代に、紙巻たばこを製造販売して巨万の富を築いた村井吉兵衛という実業家がいたが、彼の成功の源である「村井兄弟商会・たばこ製造工場」だったのだ。彼の残した最も有名な建物は、円山公園内で今も喫茶店として営業している洋館「長楽館」だろうか。
詳しくは、らくたび涼さんの「京都の旅『らくたび』コラム」の「たばこ王」を御覧あれ。

いつ通っても出入り口が閉ざされているので、もう使われていない建物かと思っていたが、足を止めてよく見てみると、張り紙がしてあり、どうやら、折紙サークルの教室として貸し出されているようである。
もともと工場だったせいか、凝った装飾などはないのだが、歳月を重ねてきた煉瓦はなかなか味わいがあって、地味な町並みの中で異彩を放っている。これからも生き延びていって欲しい。

☆「見たままに切り取る京都」さんの開設された「トラックバックピープル『古い建物』」参加記事として記す。

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コメント

京都にはこういう歴史を感じる洋館もたくさんありますね。
昔の人の息遣いが感じられるような建物。胸がしめつけられます。

私の長楽館の記事からコメントさせて頂きました。

投稿: yume | 2005.03.04 21:38

yumeさん、コメントとトラックバック、おおきに!
明治期からの洋館は、京都の先人が「京都こそ日本の最先端のイケテル街なんや!」と張り切っていた気概が息づいているみたいですね。そういう意気込みが失われなかったからこそ、京都は「死都」にならず、今に続いて来たに違いありません。

投稿: 龍3 | 2005.03.05 00:48

龍3さん、こんにちは~♪
紹介までしていただき、ありがとうございます(^o^)丿。
そうそう、この建物ですね♪
まだまだ現役で活躍できそうですね。
いつまでも歴史を伝える史跡として残ってほしいもんですね。 涼

投稿: | 2005.03.05 10:40

涼さん、いつもおおきに!
そうです、これが例の建物です。あわただしく撮った上に、なぜかトラックが何台も停まっていて、ことさら風情のない写真ですが、それも「現役」である証拠かな。

投稿: 龍3 | 2005.03.05 10:56

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