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2005.03.02

雲龍院の白梅

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東山区にある、泉涌寺の塔頭の一つ、雲龍院に梅の花を訪ねた。
東山通の、泉涌寺道交差点から、坂道を登っていく。泉涌寺の総門をくぐると両側は静かな木立と生垣で、非常に荘厳な雰囲気が続く。そして、泉涌寺門前の駐車場に車を置くが、なんと自販機一つない、俗世間と隔絶された雰囲気。
雲龍院はそこからさらに山際に歩き、杉木立の道を抜けるとあった。
玄関の靴箱の上にある木の板を木槌で叩くと、受付のご婦人が現れて案内してくれる。拝観しているのはわし一人だけ。秀吉が建てた方広寺大仏殿の礎石が苔むしている庭は、なかなか見応えがあった。
また、奥書院には、丸と四角の窓があって、それぞれ「悟りの窓」「迷いの窓」と名づけられている。その「悟りの窓」がネスカフェ「香味焙煎」のCMに使われたそうである。
ほかに、ここは、「泉涌寺七福神巡り」の五番・大黒天が鎮座しているのだが、どこにおわすかというと、「台所」である!現役の台所として使われていて、昼餉の用意の牛蒡やごま油のかぐわしい匂いのなかで対面した。「走り大黒」と呼ばれる、珍しい形の像であった。

目的の白梅は小ぶりだったが、鐘楼の脇に満開で、香りに陶然とした。
だが、庫裏の玄関に、見事な紅梅の写真が飾ってある。受付のご婦人に聞くと「まだつぼみが固うて、いつもお彼岸の頃に咲きます」とのことだった。写真家・水野克比古氏が、ここでよく撮影している水仙のことも訊ねてみたが「今年は伸び過ぎて倒れてしもうて、もう、咲いていません」と気の毒そうに言われた。残念がって帰ろうとすると呼び止められ、ご好意で、裏庭の満開の梅の古木を見せていただいたりして、恐縮であった。

そして更に裏手を散策していると、墓地で「美」の一文字が刻まれた石を見つけた。
まだ活躍が記憶に新しい、京都在住だった女流作家のお墓だった。

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コメント

龍さん、こんにちは

思いっきり花びら広げましたね。
気持ちよいほどの満開に
気分がいいですよ

投稿: 松風 | 2005.03.02 18:09

今熊野あたりいつ散策しようかと、考えているのですが、こんな風に梅の綺麗なところがあるのですね。

こんな景色を独り占めなんて贅沢な幸せでしたね。

投稿: yume | 2005.03.02 21:15

>松風さん、こんばんは。
天気が良くて、気持ちよかったです。
でも、やはり建物の中は冷え込んで、日当たりの良い縁側に出てぼ~~~っとしました。


>yumeさん、ここの梅は満開で、ほんま贅沢させてもらいました。
でも、本数はそんなに多くない・・・つうか、実は二本だけです!小さな塔頭なんですわ。泉涌寺そのものは大きなお寺なんで、ほかに見所も多いですよ。

投稿: 龍3 | 2005.03.02 23:46

「迷いの窓」「悟りの窓」は源光庵のは知ってましたが、雲龍院にもあるのは知りませんでした。
七福神の時見た大黒さんが普段は台所にいらっしゃるというのが面白いですね。

投稿: piita | 2005.03.03 10:14

piitaさん、わしも、悟りの窓、源光庵のしか知りませんでした。「香味焙煎」のCMサイトでも、源光庵のほうは出てますが、雲龍院には触れられてませんね。でも、実は雲龍院で「香味焙煎」の試飲パックを頂いたんで(笑)撮影に使われたことは間違いないようです。
七福神巡りの時には、大変賑やかなようですが、こんな季節には全く静かなお寺でした。

投稿: 龍3 | 2005.03.04 11:21

14日あたり、久々に泉涌寺へ行こうと思っています。
予習予習。メモメモ。

投稿: karesansui | 2005.03.05 09:47

karesansuiさん、14日~16日、釈迦念仏会ですね。
日本最大の涅槃図の公開ですな。「15日のみ、海北友賢筆のもの」も展示されるそうで、わしは都合が付けば15日に行こうかと思ってます。

投稿: 龍3 | 2005.03.05 10:51

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