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2004.11.08

かにかくに祭


祇園をこよなく愛し、全国にその魅力を広める広告塔の役を果たした歌人にして劇作家、吉井勇の歌碑が、祇園の白川巽橋のほとりにある。
刻まれた歌
「かにかくに 祇園はこひし 寝るときも 枕のしたを 水のなかるる」

その碑を建立した11月8日、毎年彼を偲んで、お茶屋さんや屋形の女将さん、芸妓さん舞妓さんが集まって菊の花を手向けるのが、「かにかくに祭」。
元来、関係者だけが集まって風流に行われるものだったらしいのだが、なにしろ、盛装した芸妓さん、舞妓さんを間近に見れる機会なんてめったにないため、近年はやたら見物客が増えることとなった。
かくて本日、よく晴れた午前11時、献花にやってきた舞妓さんたちに、餓狼の如く群がり嵐のようにシャッターを切るアマチュアカメラマンと観光客の群れ!(わしもそのひとりやがな・苦笑)
「こっち向いて!」「その帽子、邪魔やとらんかい!」
「うちにも写真取らせてな!」「あほ、何時間前から場所取りしたとおもっとるんじゃ!」
雅やかなイベントが一瞬にして阿鼻叫喚の渦(涙)
その中心で、あくまで典雅に美しく立つ芸妓さんと舞妓さんたちは、立派だなあ・・・と心底思った。

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