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2004.11.30

巨樹8・西本願寺の大イチョウ

ooityou.JPG

これは、イチョウの樹が並んでいるのではない。一本のイチョウなのである!
京都市下京区堀川七条上ル西側に、広大な寺域を誇る、西本願寺。その中心をなす御影堂(ごえいどう)の前にある、著名な巨樹である。
1788年=天明8年の大火のおり、この樹から水柱が噴き上がり、御影堂を守ったという伝説を持つ。樹高は12メートルほどだが、枝張りは東西23メートル、南北26メートルにわたる堂々たるもの(1984年の調査)。
御影堂は現在「平成の大修復」中であり、巨大な仮設屋根で覆われている。大イチョウもその仮設屋根を支える鉄骨で囲われてしまっているのだが、「大イチョウの上は雨水を取り込めるように空けてあります。さらに、夏に鉄骨が暑くなり、その放射熱でイチョウに悪影響を与えないように、鉄骨には断熱材が塗布されています」(本願寺グラフより)とのことだ。
そういうわけで、工事のフェンスにさえぎられ、残念ながら大イチョウの側には寄ることが出来ない。鉄骨の下で窮屈そうにも見える。それでも、大きな教団の本拠地で、篤い信仰の象徴のようにそびえるこの樹には、やはり圧倒されるものを覚えるのだ。

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