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2004.05.20

劣化ウランのこと(3)

タングステンだって重金属であり、放射線こそ出さないが腫瘍を作らせる害があるそうだ。そもそも、「使っていい兵器」なんぞ、ないのであるが。

湾岸戦争後、ボスニア軍事介入、旧ユーゴスラビア空爆、アフガニスタン戦争、そしてイラク戦争と、米軍は劣化ウラン弾を躊躇なく使い続けている。当然、日本に駐留する米軍も、装備していることは言うまでもない。
鳥島の射撃場で米軍は劣化ウラン弾を大量(1520発)に「誤射」したし、沖縄では劣化ウラン弾の薬莢がこれまたざくざく発見されたりもした。まったくもう、ひとごとではないのである。

ただし、述べてきたように劣化ウランを使った兵器は、核兵器ではないし、化学兵器でもない。ましてや「小型核爆弾」などでは断じてない。こういう煽り文句を使って劣化ウラン兵器の使用禁止や廃絶を訴えると、「デマ宣伝をしている」と揚げ足を取られる。また、「核兵器と言った方が、一般にはわかりやすいだろう」などという考えは大衆蔑視であり、あくまで正確なところを踏まえて論じないと説得力はないのだ。

で、兵器でない劣化ウランそのものは日本にあるのか?と探していたら、あったよ(@@)

「日本ではウラン燃料を濃縮ウランの状態で大部分を輸入していますので、劣化ウランは六ヶ所にあるウラン濃縮工場からのもののみとなります。 ウラン濃縮工場は現在の濃縮ウランの製造量は年間、100万kW級の軽水炉の燃料として、約5基分ですので、年間約600トン・ウランの劣化ウランが発生することになります。
 劣化ウランはウラン235が約0.25%含まれていますので、将来、核燃料として再利用することが考えられており、具体的な利用方法については現在検討中です。」http://www.atom.meti.go.jp/siraberu/qa/00/cycle/15-009.html

平和利用で安全なはずだった原子力発電でも、幾度となく危険なこと、致命的な事故がおきているのはご承知のとおりである。まして、蛮行そのものである戦争で「安全性に配慮」なんぞしてはおれん。
「放射能だかなんだか知らんが、んな目に見えないものより、目の前の敵をやっつけるのが先じゃ、ドカーン!」
と劣化ウラン弾をぶっ放し続ける米軍。
「人間のやることは、多くの場合非常に間が抜けている」と、軍事評論家・江畑謙介氏も言うておられるがなあ・・・

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