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2004.05.19

劣化ウランのこと(2)

劣化ウランが人体に無害だと主張する連中にとっては、湾岸戦争従軍兵のかなりの人員が訴えた放射線障害に似た症状、その兵士の子供に生じた奇形などの先天的障害は、何か別のものが原因だろうということになる。
そして、イラクの住民や子供に癌(白血病含む)や先天的障害が増えているという訴えには「そんな統計あてになるか」と悪罵を投げる。

だが、劣化ウランは放射線を放つ物質であることは間違いないのだ。天然ウランの60パーセントの放射線を出す。
加えて!劣化ウランの持つ化学的毒性は、天然ウランと変わらない。鉛とか水銀とかの重金属の一種であるから、内臓をやられるのだ。

放射線を出し、化学的にも毒である劣化ウランを、砲弾として大量にぶっ放した結果、戦場となったイラクの環境は汚染されたと考えるのが順当だろう。なにしろ、劣化ウランは燃焼するのである。燃えて、微粒子となってちらばったのである。その微粒子は、風に乗って日本にまで飛んでくるかもしれないのである。

劣化ウランと癌・先天的障害の因果関係は、確定的に証明されていないと、米軍とその提灯持ちどもはぬかす。
しかしなあ、「絶対的に安全な物質ではないことが確かである」物騒なものを、子孫に奇形が生まれるかもしれないという余りにも大きなリスクを犯して使うこたあなかろう?

何事にもアメリカ言いなりの日本政府当局だが、自衛隊は、劣化ウラン弾を使用していない(ということになってる)。自衛隊の戦車の徹甲弾の弾芯は、タングステンだ。劣化ウランとあまり変わらない比重で、威力は同等。とはいっても、だからぶっ放していいという話ではないぞ。(まだ続く)

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